『いだてん』で登場し、マラソンに対して否定的だった大日本体育協会理事・岸清一さんの心も魅了してしまった箱根駅伝。
「お正月の風物詩」とも呼ばれているそうですが、私の地元・関西の大学は全く出場しないので、正直あまり関心がありませんでした。
2018年春、箱根駅伝ゆかりの地を巡る機会があったので、実際どんな場所を走っているのか、ご紹介します。
箱根駅伝のスタート&ゴール地点はどこ?
箱根駅伝(正式名は「東京箱根間往復大学駅伝競争」)のスタート&ゴール地点は、東京千代田区大手町の読売新聞東京本社ビル前です。
さすが新聞社のビルは大きい!全景が写せません。
スタート地点は、読売新聞東京本社とKDDIビルの間の(読売新聞社本社の北側)、この金色のラインです。
箱根駅伝は読売新聞社の共催、報知新聞社の後援で運営されています。共催や後援が他の新聞社だったら、スタートやゴール地点もまた別の場所になっていたでしょうね。
コースは国道1号線、つまり旧東海道をほぼ踏襲しているのかな。
ずらりと『東海道五十三次』シリーズの浮世絵パネルが設置されていました。
ゴール地点は、読売新聞東京本社の南側(大手町ビルヂング側)の道路です。
ゴール地点には、2013年に除幕されたという「絆の像」が立っています。
歴代の優勝校が刻まれています。第1回は「東京高等師範学校」です。読めるでしょうか?
金栗四三さんの名前と、箱根駅伝の歴史も少し紹介されていました。改めて読むと、金栗四三さんは選手としてもすごいけれど、イベントの仕掛人としても才能がありますね!
箱根にある駅伝スポットを訪ねて
2018年3月30日(金)、まだ雪の残る箱根に行きました。箱根初体験! こんなに寒いとは!
でも残っていました。箱根駅伝のポスターが!
箱根駅伝の折り返し地点は、芦ノ湖の遊覧船乗り場からもほど近い場所でした。
まだ新しい石碑でした。「往路ゴール」「復路スタート」と両面に刻まれています。
往路のゴール直前の曲がり角(箱根関所南の交差点)には、駅伝広場がありました。
ゴールしたランナーをイメージした石碑。
昔の箱根駅伝の様子を伝える銅板プレートもありました。
歴史と伝統を感じますね!
箱根駅伝ミュージアム
2005年3月に開館した箱根駅伝ミュージアムは、この折り返し地点(往路ゴール・復路スタート)のすぐそばにありました。
残念ながら内部は撮影禁止でしたが、箱根駅伝の歴史や参加大学のユニフォーム、今までのデータや勝負の陰にあるエピソードなど、箱根駅伝ファンならたまらない内容でしょう。
感動と興奮の名シーンを鑑賞できるミュージアムシアターもあります。
『いだてん』ファンなら、金栗四三杯も見逃せませんね!
箱根駅伝ミュージアムは無休ですが、冬季の営業時間はお問い合わせください。
入館時間は平日10:00~16:30 土日祝9:30~17:00 入場料大人500円 小中学生300円
箱根駅伝の歴史もドラマだった!
今回は東京大手町と箱根、2カ所の箱根駅伝関連スポットをご案内しました。
関西に住み、しかもスポーツと縁遠い環境にいるため、箱根駅伝のことはあまり知らなかったのですが、ゆかりの地を訪ねてみると、ものすごいレースだなというのがよくわかりました。
私たちは小田原からバスに乗って山道を登りましたが、あの山道を走るのですからね。
2カ所とも交通の便がいい場所にありますので(私は運転免許も車もないので、助かります)、箱根駅伝や陸上競技、そして『いだてん』に興味のある方は、ぜひ訪れてみられてはいかがでしょうか。
読売新聞東京本社へのアクセス:東京メトロ千代田線、丸の内線、
箱根駅伝ミュージアムへのアクセス:小田原駅から箱根登山バス(箱根町港行き)「箱根町港」下車(所要時間約50分 箱根登山鉄道箱根湯本駅からバス乗車の場合は、所要時間約35分)
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