2018年12月末から年明けにかけて、西オーストラリア州パースを訪れました。
12月31日(月)、2018年最後の旅は、ピナクルスへの日帰りツアーでした。
価格は4人で60,120円。1人当たり15.030円です。
今回は、このツアーの最終目的地、ピナクルスとロブスターランチについて紹介します。
ロブスターランチの前に、ロブスター加工場見学
ランセリン大砂丘を見学した私たちが次に訪れたのは、セルバンテスという町。
ロブスター(伊勢えび)漁で発展した漁師町です。
私たちのランチ会場は、この町にある有名なレストラン・ロブスターシャック。

そろそろお腹もすいてきたし、伊勢えびへの期待も高まります!

ロブスターシャック(伊勢えびの小屋)という名前の店ですが、とてもきれいなレストラン。

でもランチの前に、まずロブスター加工場を見学する行程が組まれています。

まずロブスター加工を紹介するDVDを見た後、電話型のガイドを聞きながら加工場見学、ロブスターの仕分け・格付け方法などを学ぶことができました。


でもおなかが空いた。ホテル前でのピックアップが7:20で、朝食がかなり早かったためでもあるのですが。
ロブスター半身ランチとご対面!
加工場見学はほとんど上の空で、何とか加工場に隣接するレストランに落ち着いたのが、14:30頃。
まず、ジュースとお菓子が出ました。

これも参加者全員に、なかなかスムーズに行き渡りません。オーストラリアって、そういう点はアバウトなのかな。

待つことしばし、やっとランチと対面できました! ロススターだ! 伊勢えびだ!
ロススター半身と、フレンチフライとサラダのランチです。

この店の基本のランチはフィッシュ&チップスで、25AU$をプラスすれば、ロブスターランチにグレードアップしてくれます。
DVDやロブスター加工場を見た後にロブスターを食べたくなったとしても、ちゃんと対応してくれますのでご安心を。
インド洋の紺碧の海を堪能
ランチを食べていると、レストランから紺碧の海が見えることに気が付きました。


漁師町なので、海がすぐ近くにあるのです。

この海が太平洋なら、日本でもいつも見ている海だから、特に何も感じなかったかもしれません。

でもインド洋なんて、日本では絶対見ることのできない海です。

さっそく海岸に行ってみました。沖合に浮かんでいる船は、ロブスター漁の船かな?
いよいよピナクルスへ!
昼食をとり、海辺の景色を満喫した私たちのバスは、15:50にセルバンテスを出発。
だんだん夕方になってくるし、ちょっと昼食が遅すぎたのではないのかと心配しましたが、30分も走らないうちに、最終目的地のピナクルスに到着です。グーグルマップと全然違うのはなぜ?


売店は16:30に閉店する!というので、多くのツアー参加メンバーが売店に向かいました。
でも私たちは売店には興味がないので、砂漠地帯を目指しました。


砂漠地帯に到達! 砂の中から、岩の植物たちがにょきにょき顔を出して伸びている!という感じの光景です。
ランセリン大砂丘の砂はまぶしいくらいに白かったのに、ここの砂は黄色いですね。なぜだろう?
ピナクルス 奇観の理由
現在のピナクルズは、海から数km内陸に入ったところにありますが、その昔は海岸だったとされています。

海岸に自生していた原生林が、川などから運ばれてきた(とされる)砂によって風化し、その後、さらに長い年月をかけて、堆積した石灰岩層だけが残ったものだそうです。

コンクリートの道から、砂漠地帯に入りました。蛇に注意しましょう。

「荒野の墓標」と呼ばれているのも、うなずけますね。


ここは太古に樹林だった場所で、その一つ一つの尖った岩のような化石達は、木々の化石。

単に「砂漠の中に、たくさんの岩があるような光景」ではないのですね!


この辺り一帯は海辺でしたが、貝が堆積し、石灰岩質の土台を作り上げたそうです。

そこに深く根を張った太古の原生林が枯れたのち、大地が風化されていきます。

やがて根の間に残った石灰岩層が、まるで塔のように残ってできたのがピナクルスの奇観というわけです。

人間の理解を超えていますね! 上の写真は、樹木の面影をとどめているようです。

でも、「単なる不思議な石」と思っている人も多いでしょう。

私たちが訪れた時間帯(自由散策時間は16:10~17:10)では、昼間と同じくらいの明るさでしたが、夕焼けや星空をここで眺めるのも面白そうに思えました。

帰りは17:10からノンストップ。2時間ほどでパースに到着。
白い砂漠と、石灰岩の砂漠を堪能したツアーでした。
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