地下鉄で、ワルシャワ蜂起博物館へ! ワルシャワの悲しい歴史が体感できる

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2019年4月29日(月)、初めてのワルシャワ観光に出発しました。

個人旅行の強い味方 地図アプリmaps.meとkindle版『地球の歩き方』

2019.06.10

初めてのワルシャワ 地下道で迷ったノボテル・ワルシャワ・ツェントラムへの道

2019.06.09

朝からしっかり計画を立て、朝食がついていないのを幸い、朝食は機内食の残りのパンなどで軽く済ませ、まず、8:00から開館しているというワルシャワ蜂起博物館から見学することにしました。

ここは夫の強いリクエストで、行くことにした場所です。

ホテルの客室から見えた文化科学宮殿。霧でよく見えません。天気は大丈夫かな?

ワルシャワの地下鉄

ワルシャワ中心部の大通りは、幅50mもあり、横断するためには必ず地下道を利用しなければなりません。

ホテルから地下道を下りていくと、地下鉄の駅が見えてきました。

ワルシャワでは、切符はトラム、地下鉄、市バス、都市高速鉄道で共通のため、駅でなくても、路上に切符の自動販売機があったりします。

今日は1日券(トラム、地下鉄、市バス、都市高速鉄道で共通)をキオスクで購入し(15zl)、地下鉄M2に乗りました。M1は南北、M2は東西を走る路線です。

2号線はまだ建設が続いているらしく、今は単線だけれど、将来は複線になるのかもしれませんね。

ところでこのM2、突然急停車するのです。

何か事故でもあった?と驚きましたが、2回乗って2回とも急停車し、その後に急発進したので、ただの荒っぽい運転なのでしょう(午後に乗ったバスも、運転が荒かった)。注意しましょう。

モスクワとワルシャワの時差に注意

出発前、地図アプリmaps.meで事前準備したおかげで、とてもスムーズに目的地に到着。

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2019.06.10

ところが博物館の切符売り場が開いていない!

おかしいなと思い、たまたま通りかかったスタッフに尋ねてみると、まだ開館時間ではないと言われました。

彼の告げた現在時間は、私たちが考えていた時間よりも、1時間早い。あと10分ほど経たないと、8:00にならないというわけです。

私たちは、モスクワ経由で昨夜ワルシャワに着いたばかり。

昨夜の宿ノボテル・ワルシャワ・ツェントラムの客室にもロビーにも、時計はありませんでした。

どうやらワルシャワとモスクワの間に、時差があったみたい。

道理で地下鉄が混んでいたわけです(通勤ラッシュ)。

でもおかげで、1時間早くホテルを出たことになり、有意義に時間を使うことができました。

入場料は2人で50zl(1,483円)。AMEX不可なので、VIZAカードを使いました。

ワルシャワ蜂起博物館の、迫力ある展示

さて、ワルシャワ蜂起博物館というのは、第2次世界大戦末期の1944年8月1日、ワルシャワを支配していたナチス・ドイツに対して市民が立ち上がったけれど、激しい戦闘の結果、ワルシャワの街は破壊され、市民の蜂起が鎮圧された事件について、紹介している博物館です。

写真撮影を禁止している博物館も多いけれど、ここは禁止されていません。

下の写真は、蜂起した市民が発行した新聞印刷所の復元。ここから命懸けで、配達員が新聞を届けていたのです。

戦争の悲惨さを象徴するような暗い館内では、再現展示なども効果的に使われ、メディアを駆使した斬新で印象的な展示物が並んでいました。

ただ、死体(餓死者だと思われる)を運んでいる映像などもあり、衝撃を受けました。

ドイツ軍の軍用機が展示され、飛行機の爆音や心臓の鼓動のような音が絶えず流れ、照明も効果的で、まるで自分も戦火のワルシャワにいるような、とても不安な気分になります。

ワルシャワ蜂起の記録フィルム(映画?)を大画面で見るコーナーもありました。

私は初めて知ったのですが、夫はポーランドの映画監督アンジェイ・ワイダが好きで、彼がワルシャワ蜂起を描いた映画も見たことがあるそうです。

戦争の悲惨な現実が、ものすごく生々しく迫ってきました。

日本でもポーランドでも、どこの国でも、戦争というのは、当たり前の市民生活が破壊されるということ(上はお墓です)。

ソ連関係の展示もありました。元々ワルシャワ蜂起は、ソ連軍の呼びかけに応じて、ポーランドのレジスタンスが蜂起したのがきっかけでした。

ところが肝心のソ連軍は、蜂起の前日(7月31日)ドイツ軍に大敗北。

レジスタンスやポーランド国内軍は、それを知らされないまま、予定通り蜂起し、ナチス・ドイツに抵抗しましたが、結局は鎮圧され、15万~20万人が戦死もしくは虐殺。70万人が、ワルシャワから追放されました。

ワルシャワの市民たちは、ナチス・ドイツやソ連軍のことを、そして今のドイツやロシアのことを、どう思っているのでしょうか。

大国の歴史に翻弄され続けたワルシャワやポーランドの歴史を学ぶため、高校生グループが説明を受けながら見学していました。

祖国の辛い歴史を、彼らは何を思いながら見学したのかな。

これも後で知ったのですが、毎年8月1日午後5時、サイレンの音を合図にワルシャワ市民はその場で直立不動となり、1分間の黙とうをささげます(全ワルシャワ市の部分的な機能が停止)。

これは、1944年8月1日午後5時に起きたワルシャワ蜂起での犠牲者を追悼する行事で、この時刻およびその行事は、ワルシャワ(Warszawa)の頭文字をとって「時刻W」と呼ばれるそうです。

悲惨な歴史を決して忘れないという、ワルシャワ市民の固い決意が伝わってきました。

ワルシャワ蜂起博物館 見学上の注意

私たちは平日の朝、ほぼ一番乗りだったので問題なかったのですが、かなり人気のある博物館のようなので、場合によっては行列ができてしまうかもしれません(公式サイトでチケット購入可能)。

日本語オーディオガイド(有料)もありますが、私たちは時間に制約されたくなかったので、利用しませんでした。

もしワルシャワの歴史に興味があり、時間もあるなら、オーディオガイドを利用するのもいいでしょう。

館内が入り組んでいて、順路がわかりにくい(あまり注意してみていなかった)のですが、オーディオガイドを使えば、順番通りに見て回れるかな?

そしてこれは、個人差があると思うのですが、感受性の強い人、戦争や悲惨な映像などが苦手な人には、少々辛いかなというのが正直な感想。

アウシュビッツ収容所を訪れるのが怖くて、今回はパスしたのに(夫は行きたかったみたい)、この博物館もなかなかです。

広い博物館なので、どうしても見学には1時間ほどかかります。人気がない場所は、とても怖く感じられました。

負の歴史、悲惨な過去と向き合うのは、とても勇気のいることですね。

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