2019年5月3日(金)、オーストリアのザルツブルクからバイエルンカードを使い、国境を越えてドイツのミュンヘンまで列車移動。初めてのミュンヘン観光スタートです。
ミュンヘンでビールを飲みたい!
ドイツと言えば、やはりビールというイメージ。
特にここミュンヘンでは、「オクトーバー・フェスト」というビール祭りも開かれるのだとか。
今は5月なのでビール祭りは無理ですが、せめて本格的ビアホールに行きたいものだと同行者に頼んでいた甲斐があって、ホーフブロイハウスに行くことができました。
ドイツで最も有名なビアホールらしいです。
どんなお店なのか、外観からして素敵なので楽しみです!
さすが宮廷醸造所! すごい歴史を持っていた
「ホーフブロイハウス」とは「宮廷ビール醸造所」という意味。
あのレジデンツに住んでいたバイエルン国王・ヴィッテルスバッハ家の醸造所として、1589年(豊臣秀吉の時代)王宮の敷地内に設けられたという、由緒正しい老舗です。
1828年、ルードヴィヒ1世の時代に一般公開され、現在のような居酒屋(ビアホール)になりました。
ビアホールとは思えない豪華で優美な内装にびっくり!
かつてはモーツアルトやオーストリア皇妃エリザベート、レーニンらも訪れ、1920年にはヒトラーがナチス党の結成集会を開いたと知りました。
すごい歴史を持っているビアホールですね。
あの名作ファンタジーの旅籠はこんな感じ?
ホーフブロイハウスのすごさは、3,000人収容の、まるで体育館のような規模の大きさ。
木の机と木の椅子に、どんどん相席で座らされます。
店内は、生演奏バンドもいてとても賑やか。お客もとても楽しそう。小さな子供や赤ちゃんを連れた家族連れも、何組か見かけました。
ウェイターさんやウェイトレスさんが、大皿や何杯ものビールジョッキを抱えて行きかう様子は、なかなかの壮観さ。皆、腕が太くてがっしりした頑強な体つきです。頼もしい!
あのファンタジーの名作『指輪物語』に登場する旅籠・踊る仔馬亭の集会室も、きっとこんな感じで賑やかにお客が過ごしていたのかな。
ビールとプレッツェルと白ソーセージ
私たちはもちろんビールを注文し、ガイドブックに紹介されていた白ソーセージも注文しました。
これがメニューです。ビアホールだけれど、ワインやソフトドリンクもあるのがありがたいです。
白ソーセージは「1つ」と注文。店員さんが聞き返した意味を、よく考えるべきでした。
やがて本当に、ソーセージが1つだけ登場したのにはびっくり! 3人でこの1本を分け合うことになりました(寂)。
『地球の歩き方』によると、2本単位で注文するとありました(しっかり読んでなかった!)。よく1本だけで出してくれたものです。
白ソーセージは、仔牛肉にパセリや香辛料を混ぜたすり身を白い皮で包んだソーセージ。
必ずゆでて食べるソーセージで(油では焼かない)、昔は傷みやすく、出来立ての新鮮なものを午前中に食べる習慣だったそうです。
これだけだと空腹すぎますが、偶然プレッツェル売りの女性がそばを通ったので、迷わず1つ購入。
これがドイツ名物の焼き菓子プレッツェル。独特の結び目の形をしています。とても大きい!
塩味が効いていて、ビールのおつまみとしてもぴったりでした。表面の粗塩は取り除いてから、食べましょう。
食事が終わった後、店内入り口わきにあるグッズショップでグラスを購入。いい思い出になりました。
今度は白ソーセージを1人1本以上は注文して、飲んで食べて、歌って(踊って?)、ミュンヘンの素敵なひと時を、もっともっと堪能してみたいなと思いました。
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