ミュンヘン発モスクワ経由関空行きで帰国できる予定が、大トラブルに!

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ミュンヘン中央駅からリムジンバスでミュンヘン空港へ!

2019年5月5日(日)、この日は関空へ向けドイツを出国する日でした。

今日もみぞれ混じりの雨が降るあいにくの天気で、最高気温は9度。最低気温1度という寒さ! ドイツの5月は寒いのでした。

ミュンヘン空港への交通手段は、ミュンヘン中央駅から出発する空港バス。

乗り場は駅のすぐ北側にありました。

ルフトハンザが運営しているため、ルフトハンザ・エクスプレス・バスと呼ばれています。

バスの中で運転手さんに料金を支払うと大人1人11ユーロですが、オンラインで公式サイトからチケットを購入すると10.50ユーロと安くなることを娘が調べてくれ、購入してくれました(スマホ画面を見せればOK)。

時間は大体45分くらい。

車窓では、ミュンヘンの観光名所を見ることができました。上の写真はフラウエン教会の2つの塔。

下の写真は、オデオン広場のルードヴィヒ1世像です。

ミュンヘンにも凱旋門があると知ってびっくり!

1814年にバイエルン軍が、ナポレオンからの開放戦争に勝利したことを称えて建てられた門だそうです。

やがてバスは、アウトバーンをひた走ります。ここは日本の高速道路並みのスピードですね。

ミュンヘン空港は設備が充実!

私たちは第1ターミナルで下車し、アエロフロートにチェックイン。

スーツケースを預けた後、時間があったので、空港内部を見て回りました。

ミュンヘン空港は、ドイツでは2番目に大きい空港で、イギリスの調査会社スカイトラックスによる「ワールド・エアポート・アワード2016」で、2014年・2015年に続き3年連続で世界第3位(ヨーロッパでは第1位)の空港に選ばれたという実績もあるのだとか。

空港内の自家醸造所でつくられたビールが飲める「エアブロイ」があるのにはびっくり!

入ってみたかったけど、ちょっと時間的に無理で涙をのみました。

スーパーのエデカも、大きな店舗で品ぞろえがなかなかいいです。ウィーンからずっとチーズが欲しかったので、思い切ってお土産として購入。

クノールの調味料やソーセージ、サラミも購入しましたが、ビールやワインなど、液体物はちょっと無理。こんなに品ぞろえがいいのに!

アスパラガスの瓶詰も諦めました。

アエロフロートが飛ばない!

ところが出発ゲートに行ってみると、待てど暮らせど、アエロフロートが来ないのです。

12:45出発だったので、昼食も食べずに待っていたのですが、全然ゲートが開く気配もなく、説明のアナウンスもありません。

皆不安になってきました。

やがて14:20に出発時間変更らしいと、英語のアナウンスを聞き取った夫に教えてもらいました。

遅延の原因は、機体の整備不良だとか。

モスクワでの乗り継ぎ時間は、2時間しかないのに、1時間35分も遅れて大丈夫かな?

それに、そんなに遅れるなら、昼食も取らなければなりません。

以前出発が遅れたエールフランスやエアアジアでは、ゲート前で軽食が配られたりしたのですが、アエロフロートでは全くそのようなサービスはなし。

仕方ないので空港のレストランで食事。

やけくそで、ビールも注文してしまいました。

ビール5ユーロ、コーヒー4.30ユーロ、ピラフ13.50ユーロで合計22.80ユーロ。自腹です。

乗り継ぎ大丈夫かなと思いながら再びゲートに行きましたが、全然ゲートが開く気配がありません。

同じモスクワ経由で帰国する日本人同士、だんだん情報交換を始めると、どうやらさらに飛行機は遅延するので、モスクワ経由便に間に合わないことが確定し、スーツケースを取って別の便に乗る手続きをするようにと言われたのです。

その時に、空港内で5ユーロ以内なら飲み物が購入できるというチケットをもらいました。

もう少し奮発してくれてもよかったのでは?

5月6日に帰国できない! 予期せぬミュンヘン空港1泊

普通の乗客が行かないルートを通り(案内がないのでとても分かりにくかった!)到着ゲートから手荷物受取所へ行き、スーツケースが戻ってくるのをひたすら待ち(15:50にやっと出てきた)、出国審査のエリアを逆進して、再び空港1階のアエロフロート乗り継ぎカウンターに案内されました。

案内されたのは日本人11人ほどに加え、アジア系(ベトナム人?)1人、欧米系白人1人。

ここでスムーズに別の便に振り替えてもらえると思ってたら、大きな間違いでした。

まず、女性スタッフ1人しか私たちの相手をしてくれない。奥の部屋に男性陣はたくさんいるのに、目の前の事務仕事ばかりして、誰も接客を手伝おうとしないのです。

荒っぽい国民性の人々なら、暴動になっていたかもしれません。

「顧客の立場に立って考える」という姿勢が大事だと、常日頃から言い聞かされていたのですが、これは一体どういうことなのでしょう?

やがて行列の最初に並んだ日本人女性が、18:10のパリ便に乗れることになり、次の乗客も上海便に乗れることになりましたが、どうやら今日の便はこれで終了。

派遣社員なので、どうしても連休明けに職場に行かないといけない!という女性が、必死になってポケトークで女性スタッフに訴えていましたが(私もどうしても連休明けに職場に行きたい!)、どうしようもないみたい。

やはり連休最終日は、どの飛行機も座席に余裕がないようです。

やがて、「大阪でもいい」と言い出した乗客がいて(アエロフロートは成田着)、私たちも大阪の方が断然いいので、大阪着の飛行機に乗りたいと、懸命に意思表示しました。

するとラッキーなことに、今年3月31日からミュンヘン~関空にルフトハンザの直行便が毎日就航しており、関西希望の日本人4名は、それに乗れることになりました。

後の方々は、アムステルダム経由成田着で帰国できるようです。

いずれも7日早朝到着で、頑張れば仕事は遅刻くらいで済みそうです。

私たちの応対中、奥の部屋にいた男性スタッフたちが慌ただしく壁の地図の前に集まり、何やら騒いでいましたが、もしかしたらこれが、メドベージェフ空港でのアエロフロート機炎上事故第1報が入った時だったのかもしれません。

とにかく今日は飛行機も飛ばないので、今日は空港で1泊です。

さすがにホテル代(朝食込み)と夕食代(1人29.50ユーロまでのディナーバウチャー)は、アエロフロートが出してくれました。

全ての手続きが終了したのが、17:00。もうぐったりです。

とりあえず、アエロフロートからもらったドリンクチケットを使って、コーヒータイム。

思いもかけない、ミュンヘン空港1泊が確定してしまいましたが、果たして無事に日本に換えれるのでしょうか? 職場に遅刻せずに間に合うのかな? それはまた次回のお楽しみに。

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