ベルトラツアーで行く、ルードヴィヒ2世の夢の城・ノイシュバンシュタイン城

スポンサーリンク



2019年5月4日(土)は、ミュンヘン発のバスツアーに参加しました。

参加したのは、ベルトラの「ノイシュバンシュタイン城&リンダーホーフ城」のモニターツアー。

1人57ユーロで3人参加。合計20,483円でした。

当時はモニターツアーだったので、レビューを書けば1人分(7,363円)返金してくれたのもありがたかったです。

リンダーホーフ城、オーバーアマガウを見学した後、バスはノイシュバンシュタイン城の麓・ホーエンシュヴァンガウへ向かいました。

ベルトラツアーで行く、美しいフレスコ画で彩られた村オーバーアマガウ

2019年7月20日

ベルトラツアーで行く、ルードヴィヒ2世が完成させたリンダーホーフ城

2019年7月20日

シャトルバスでマリエン橋へ

ノイシュヴァンシュタイン城内を見学するには、ツアーへの参加が必須となります。ツアーに参加の上で、専門ガイドと共に、オーディオガイドを聞きながら城内を見学していく形になります。

私たちは13:00頃ホーエンシュヴァンガウに到着したのですが、私たちのツアーは15:00開始。

待ち時間がかなりあります。ベルトラはここでランチタイムを推奨していますが、私たちはノイシュバンシュタイン城を堪能したかったので、ランチはオーバーアマガウで済ませています。

シャトルバスに乗ってまずマリエン橋へ向かいました。歩かなくて済んだのはよかったけれど(10分ほど乗車)、カーブがきつい満員バスで立っていたので、ちょっと大変でした。

バスを降りて10分ほど歩いてマリエン橋に到着。混雑している時期は、この橋も行列ができているそうです。

ここからの城の眺めが最高! ぜひ美しい眺めを楽しんでくださいね。

山道を歩いてノイシュバンシュタイン城へ

マリエン橋から城までは、徒歩で15分くらい。

ちなみにバスに乗らないで歩く場合は、急な坂道を上るので、30~40分ほどかかるそうです。

道標もあるので、迷うことはありません。

この辺りはそんなに急な坂道ではなかったので、のんびり歩くことができました。

時折、美しい光景に出会います。ホーエンシュヴァンガウ城がよく見えました。これはルードヴィヒ2世の父・マクシミリアン2世が再建し、ルードヴィヒ2世が幼少時代を過ごした城。

やがて、目指すノイシュバンシュタイン城が見えてきました。

中世風のロマンチックな城ですが、19世紀(明治時代前期)に建設された城なので、鉄骨組のコンクリートやモルタルが使用されています。世界遺産でもありません。

ツアーまでの待ち時間 GWでも寒さ対策は必要だった

展望台に到着。

ここからも眺めを楽しむことができました。

城の眺めも、さっきとはまた表情が変わっていました。改修工事をしているようです。

昼食の時に残しておいたパンをまたここで食べ、ツアー開始の15:00まで待ったのですが、とにかく寒い!

雨が降りそうな空模様で、風が出てくると、5月4日なのに真冬並みの寒さです(気温は一桁)。

春のヨーロッパ旅行には、カイロ、スプリングコートもしくは畳めるダウンジャケット、雨具に加えてマフラーもしくはスカーフ、手袋も必要だなと思いました。

私たちはスプリングコートは着用していましたが、カイロは2枚ほどしか持ち合わせがなく、雨具やマフラーも辛うじて持っていましたが、手袋などもっと用意すればよかったなと思いました。

じっと座っているのも寒いので、少し早めに、城の入り口に行ってみました。

城の入り口正面です。

内側から見たところ。

この角度からのお城の眺めもいいですね。

入場を待つ人々。

あともう少し! この2分後、無事に時間通り入場できました。

居住性も実用性も後回し! 夢の実現を最優先!!

リンダーホーフ城同様、ノイシュバンシュタイン城も内部撮影は不可でした。

幼少期、多忙な両親にかまってもらえず読書に没頭したルードヴィヒ2世は、古代神話や中世騎士物語に親しみ、ワーグナーの世界にも傾倒し、自分の夢の城を建設しようとしたのです。

未完成の玉座の間や、食堂の料理専用エレベーター、長身だった王の身長に合わせたベッドなどに感動しましたが、実際は居住性や国王の政務機関、軍事拠点としての実用性に劣る建物だったようです。

玉座を後回しにしても、まず「ヴィーナスの洞窟」(ワーグナーの楽劇『タンホイザー』の世界を再現した人工洞窟)を先に完成させたというのがすごいです。

建設のため多額の借金を重ねる王に危機感を抱いたバイエルン政府は、王を精神病鑑定にかけ、「統治不能」としてベルク城に監禁。

その翌日、王は主治医と湖畔を散歩中に謎の死を遂げました。

未完成だったこの城に住み続けた王は、「選ばれた人間」しかこの城に入ることを許さず、自分の死後は城を破壊するよう命じていたのだとか。

しかし多額の借金を抱えたバイエルン政府により、王の死後直後から、この城は観光施設として一般公開されたのです。

そんな「金食い虫」の未完の城が、今ではドイツの一大観光地。ルードヴィヒ2世も、許してくれるかな?

バスの集合場所に注意!

私たちのバスは、16:30が出発時間でした。

城内ツアーが40分くらいだったので、歩いて麓のホーエンシュヴァンガウまで帰れる時間。

馬車にも乗ってみたかったな。馬車の終点は、ホテルミュラーです。

私たちのバスが待っていたのは、ホテルミュラーに近い、第4駐車場でした。

ホーエンシュヴァンガウ城も、よく見えます。

ところが、集合時間になっても日本人グループが何人か戻ってきません。

5分待っても10分待っても戻ってこず、バスを徐行運転で走らせながら、ガイドさんが道行く人を探し始めました。

やがてチケットセンター付近で、無事全員発見! ガイドさんが見つけたのですが、人の顔を覚えるのがとても苦手な私には、神業に思えました。よかったよかった。

雨が降り出し、車外温度は3度からついには0度にまで下がり(山間部を走るので)、ミュンヘンまでノンストップ。

19:00頃、無事にミュンヘン中央駅に到着しました。

ツアーの注意点

このツアーは、ノイシュバンシュタイン城やマリエン橋のの混雑状況が、現地に行くまでわからないので、どこでランチタイムにするかが問題です。

いずれにしても、ホテルやレストランでのんびりゆったりランチタイムを取っている時間はなさそうなので、ミュンヘンで食料を購入されるといいでしょう。

日本のバスツアーのように、集合時間や場所を文字情報で教えてくれることもありませんでした。

安いツアーなので、英語ツアーに参加する日本人も多かったけれど、集合時間や集合場所、そして注意事項は、慣れない英語なのでなかなか聞き取れません。

不安なら、必ずガイドさんに確認してくださいね(英語の数字は聞き取りにくいので)。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です