2019年8月13日(火)、サマルカンドからタシケントへ移動した私たちは、夕方から新市街の観光に出かけました。
タシケントの緑地公園に鳥居があった
私たちのホテルは、地下鉄コスモナウトラル駅から徒歩10分ほどのエリートホテル。
ここから徒歩で、新市街の街歩きスタートです。
まず訪れたのが、コスモナウトラル駅周辺の緑地公園。
とてもきれいな公園で、子供たちも楽しそうに遊んでいます。
遊園地の門は、どうみても鳥居です。ナヴォイ劇場の建設などに旧日本兵抑留者が携わったため、ウズベキスタンの人々が建ててくれたのでしょうか。
ここをまっすぐ歩いていくと、ナヴォイ劇場にたどり着きます。
ナヴォイ劇場
今回、私たち夫婦が一番行きたかった場所です。
第二次世界大戦後、ソ連の捕虜となった旧日本兵が、強制労働で建てた建物の1つ(1947年)。
とても立派な劇場です。
この噴水は、水が吹き上がると綿花に見えるようにデザインされているのだとか。
1,500人収容できる劇場は、内装も素晴らしいそうですが、今回は外観を見るだけ。
天井も素晴らしいですね。この劇場は、その後の大地震でもびくともせず、タシケントの人々から感謝されたそうです。
「この劇場は日本人が建てた」というプレートがあるらしいのですが、どこだろう?と探してみると、噴水のある方とは反対側の壁面にありました。
立派なプレートです。ウズベキスタンのラテン文字、日本語、英語の3か国語表記で、日本人による建設が記念されていました。
タシケント郊外には、強制労働のため亡くなった日本人抑留者79名が眠る日本人墓地があるそうですが、今回は行くことができません。そのかわり、このプレートの前で彼らの冥福を祈りました。
ティムール広場
次の目的地は、ティムール像のあるティムール広場。
歩いていると、露店が出ていてにぎやかな雰囲気になってきました。
地元の人々は、ここを「ブロードウェイ」と呼んでいるのだとか。
土産物屋もありました。人形がかわいいです!
やがて遠くに見えてきたのが、ティムール像。
中央アジアを代表する軍事的天才と評され、中央アジアから西アジアに及ぶ大帝国を一代で築き上げた、ウズベキスタンの英雄です。
サマルカンドには、玉座?に座っているティムール像がありましたが、やはりこちらの方が英雄っぽくてかっこいい。
ティムール像の背後にあるこの目立つ建物は、ウズベキスタンという老舗の4つ星ホテル。
旧ソ連時代の雰囲気を色濃く残す建物も、ティムール同様、ウズベキスタンの歴史を感じさせました。
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