ミャンマーの聖なる山・ポッパ山への道 沿道で見たいろいろな光景 

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2019年12月28日(土)、ミャンマー滞在2日目です。

この日は午前中、ポッパ山観光。午後はバガンのお寺巡りで1日タクシーを45ドルでチャーター。

宿泊先のズフリティホテルのロビーでお願いし、8:00出発。まずはポッパ山へと向かいます。

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2020年1月17日

ポッパ山とは

ポッパ山は、バガンの南東約50kmにある聖なる山。

その特異な外観のため、古くバガン王朝の時代から、ミャンマーの土着信仰であるナッ(精霊)信仰の聖地とされてきました。

こんな形です。これはマグマが地表に現れ出たもので、岩頸(がんけい)または突岩と呼ばれる地形。

日本や世界各地に分布していますが、私たちが2年前に訪れたスリランカのシーギリヤ・ロックもその代表例でした。

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2017年8月20日

これは面白い場所みたい。期待が高まります。

砂糖椰子の村で一休み

ポッパ山へ行く途中、特にリクエストはしなかったのですが、運転手さんが「この辺りは砂糖椰子が有名だ」と説明し、そこで少し休憩。ちょうど半分くらいの行程でした。

出発後まだ1時間も経っていないので、トイレ休憩というわけでもありません。そういう観光ルートなのでしょう。

昔行ったカンボジアでも、案内されたことを思い出しました。

他の外国人団体客もいて、砂糖椰子の木に登る実演がありました。高所恐怖症の私には、絶対無理。

砂糖椰子の木から、樹液を取って煮詰めたものがパームシュガー。

少し舐めさせてもらいましたが、優しい甘さでした。

椰子以外にも、面白いものが。鳥(キムネコウヨウジャク 黄胸紅葉雀)の巣。この鳥は、タイやマレーシアにも生息しているそうです。卵を安全な環境で育てるための巣で、雄が作ります。そして途中で巣の出来具合を雌にアピール。雌がチェックし、気に入ったらパートナーになるそうです。

それにしても、面白い形の巣ですね。現代アートみたいでした。

もちろん土産物屋もありました。

この丸太のようなものが、ミャンマーの伝統化粧品として有名なタナカの原料。この「タナカの木」をすりつぶしたものを、頬やおでこ、腕などに塗るわけです。自分の肌に合うかどうか心配だったので、購入はしませんでしたが、ミャンマーでは日焼けやニキビの防止など、美肌効果があるとされています。

ポッパ山近くで見た、物乞いの人々

今回の旅行で衝撃的だったのが、砂糖椰子の村からポッパ山へ行くまでのとある一帯に、たくさんの物乞いの人々がいたことでした。

等間隔で道の両側に立ち、車に向かって、手を差し伸べているのです。

老若男女を問いません。あまり小さな子供はいなかったかな?

一度、対向車線を走るバイク(だったかな?)が、走りながら紙幣をばらまき(喜捨)、それを人々が我先に拾おうとしている光景も見ました。

物乞いはとても貧しくて、衣類はボロボロというイメージなのですが、ここに立つ人々は普通の衣類を着ていて、一見貧しさは感じません。なぜこんなことをしているのだろう?

彼らは1日中ここに立っていて、どれだけ収入があるのだろう?

と調べていたら、やはり気になる人々は多いようで、色々な記事を見ることができます。

その中には、現地の運転手さんが「彼らはビジネスでやっている」「ハイシーズンの2~3月は喜捨の人が多く、物乞いも多い」といった話もありました。

インドや中東地域などで、お金を要求する子供たちや宗教施設周辺にいる物乞いを見ることはありましたが、ここまで多い物乞いの人々を見るのは初めてで、経済発展が注目されているミャンマーの、影の部分を見たように思いました。

ポッパ山の独特な景色を堪能

運転手さんは、ポッパ山の独特の景色が見える場所へ連れて行ってくれました。

まず、コブラの像が印象的な寺院へ。なるほど、断崖絶壁の上に建物があります。

ここでは猿がいっぱい! 人間を恐れず、群れになってやってきました。

仏教徒は動物にやさしいから、彼らも安心しているのでしょう。

そしてタクシーから絶景が見えると、撮影しやすいように窓も開けてくれました。

あの山をこれから上ります(しかも裸足で)。頂上には何が待っているのかな。次回をお楽しみに。

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