ミャンマー滞在2日目の、2019年12月28日(土)。
午前中にポッパ山観光を終えた私たちは、午後も同じタクシーで、バガンに点在する仏教建築物を見学することにしました。
マヌーハ寺院
グービャウッヂー寺院見学の後は、同じミィンカバー村にある、マヌーハ寺院を訪れました。
バガン王朝のアノーヤター王と戦って捕虜となり、この地に連行されたモン族のタトォン国王・マヌーハによって1059年(平安時代中期)に建立された寺院。
とにかく仏像が、部屋の割には大きいのです。やはり窮屈そうなのかな?
こちらの仏像は、心なしかむっつりしているようにも見えます。『地球の歩き方』には、「囚われの身の、鬱屈した気持ちが随所に現れている」と書かれていますが、確かにそのようにも見えますね。
笑顔なのか、怒っているのか、色々な解釈ができる仏像でした。
涅槃仏も大迫力!
全身を撮影するのが難しい! そしてこの空間も狭いので、まるで病院でMRI検査を受けているような感じでした。
寺院の外観はこんな感じ。
お賽銭を入れるための、大きな鉢?もありました。ミャンマーの人々は、お賽銭をあげるのが好きですね。
ダマヤンヂー寺院
次に訪れたのは、ダヤマンヂー寺院です。
平原の中に、まるで階段ピラミッドのような寺院が見えてきます。
この寺院は、1167年に即位したナラトゥ王により、建設され始めました。
彼は王位に就くために父王や兄王子を殺し、その罪滅ぼしのため、最高に大きくて精緻でユニークな寺院を建て始めたけれど、彼自身も1170年に暗殺され、工事は中断。生前の評判が悪かったナラトゥ王の跡を継いで工事をする人もなく、未完成のまま放置されたのだとか。
本尊となる仏像は、既に収められていたようです。
地元では、心霊スポットとしても有名なのだとか。幸い変な物体は写っていないようでした。
スラマニ寺院
最後に訪れた寺院は、スラマニ寺院。
私たちが昨日、最後に訪れた寺院です。
昨日は寺院の姿が見えているのになかなか入り口にたどり着かず、へとへとになりましたが、今日はタクシーですっと来られました。
仏像に参拝。
昨日気が付かなかったフレスコ画もありました。
当時のバガンの繁栄が伺われますね。
スラマニ・ポンドの丘
そしてこの日最後に訪れたのが、スラマニ寺院のすぐ南にある、スラマニ・ポンドの丘です。
昨日訪れたニャンラパット・ポンドの丘と同様、眺望を楽しむためにJICAが造成した人工の丘。
日没を見るために、多くの人が集まっていました。
残念ながら、昨日より少しマシとはいえ今日の日没も曇りで、ガイドブックにあるような美しい景色は見ることができません。
でもそれとは関係なく、高い場所から平原を望めると、平原の中に点在する仏塔や寺院が望め、とても素晴らしい景色でした。
ところで私たちを1日案内してくれた運転手さんから、明日訪れるマンダレーのタクシー運転手さんを紹介され、電話で長女が話をしていました。
マンダレーを案内するということでしたが、値段が折り合わずお断り。
ミャンマーでも運転手さんは普通にスマホを持っていて、ネットワークがあるのでしょうね。こんなことは初めてだったので驚きました。情報化の波は、こんなところまで進んでいたとは。
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