2020年1月19日(日)、初めて京都府宮津市にある、日本三景の1つ・天橋立を訪れることができました。
あまり時間もなかったので、午後からは天橋立観光協会のガイドツアー
というツアーを選びました。大人1人4,500円です。
観光船で天橋立の北端へ
智恩寺参拝を終えた私たちは観光船に乗って、天橋立の南端から北端へと移動しました。
観光船で天橋立を海から見るという楽しみもあったのですが、ガイドさんの話が楽しくて、写真を撮るのも忘れてしまいました。帰りの船で写真を撮ろう。
船に乗っているのは、大体10分少し。
あっという間に、対岸(天橋立北岸)の一の宮桟橋に到着です。
桟橋にあったのは、どこかで見たような形の石灯籠。これって智恵の輪灯篭かな?
天照大神と豊受大神ゆかりの元伊勢・籠神社
さて、私たちがまず向かったのは、丹後国一宮である籠(この)神社。
丹後国一宮(いちのみや)、つまり丹後国で一番格式の高い神社です。
桟橋の名の由来は、この神社でした。
神代から食物を司る豊受大神(とようけおおかみ)をお祀りし、その後大和国から天照大神(あまてらすおおみかみ)も移って4年間一緒にお祀りされました。
その後二柱(ふたはしら)の神々は、それぞれ伊勢神宮の内宮や外宮にお遷りになりました。そのため「元伊勢」と呼ばれているのですね。
これは宮司さんの家のようです。 古代この地方を支配していたという丹後国造(たんごのくにのみやつこ)の海部(あまべ)氏が、籠神社の宮司を代々世襲しています。現代の宮司さんは82代目なのだとか。すごいですね!
境内にあった「大和さざれ石」。
長い年月をかけ、小石が粘土や砂に混じりながら大きな岩になったもの。おめでたいもので、時々神社に奉納されているのを見かけます。
あの岩見重太郎に退治された、不思議な狛犬
これは狛犬。
何気なく撮影したのですが、よく考えると、狛犬に屋根がついているのはとても珍しいのでは?と、後で調べてみると、面白いことがわかりました。
この狛犬はただの狛犬ではなく、魂を宿していて夜な夜な神社を抜け出して天橋立に現れ、人々に悪さをしていたのだとか。
そこに現れたのが、父の仇討のためこの地を訪れた岩見重太郎! 天橋立で、岩を試切りにした人です。
岩見重太郎によって狛犬は退治され、右前足にはその時の傷があって鉄輪がはめられています。
こんな面白い話なのに、時間がなかったのかガイドさん、教えてくれませんでした(興味がなかった?)
いよいよ参拝!
狛犬を通り過ぎると、神門。
この建物から内部は、撮影禁止となっていました。こういう点も、伊勢神宮に似ていますね。
由緒正しい、神さびた雰囲気の拝殿で参拝したあとは、御朱印をいただきました。
本当は、「上宮」(奥宮)にあたる真名井神社も訪れたかったのですが、今回のガイドツアーでは時間的にとても無理ということで断念しました。
また今度訪れてみたいです!
コメントを残す