2020年1月19日(日)、初めて京都府宮津市にある、日本三景の1つ・天橋立を訪れることができました。
午前中は宮津城周辺を観光したため、午後からは天橋立観光協会のガイドツアー
というツアーを選びました。大人1人4,500円です。
天橋立傘松公園の「昇龍観」
丹後国一宮・元伊勢籠神社参拝を終えた私達は、ケーブルカーで天橋立傘松公園へ。
春から秋にかけてはリフトも運行されていますが、冬の時期はケーブルカーのみです。
わずか4分で、天橋立傘松公園に到着です。
ここからの天橋立の眺めは「昇龍観」と呼ばれています。天橋立ビューランドからの眺めと違って、龍が一直線に天に昇っている様子かな。
ちなみに「股のぞき」はこちらが発祥の地だそうですが、ここでやるのを忘れた!
仕方ないので、先程の写真をさかさまにしてみました。
ちなみに、天橋立ビューランド(下りリフト)からの眺めがこちら。
「飛龍観」と呼ばれています。こうしてみると全然違いますね。皆さんはどちらがお好きですか?
傘松公園には「スカイデッキ」という円形展望台もあり、床面が強化ガラスになっている箇所もあります。
高所恐怖症の人には、ちょっと辛いかな。
冠島沓島遙拝所
冠島(右)・沓(くつ)島(左)は、元伊勢籠神社の主祭神である彦火明命(ひこほあかりのみこと)と后神の市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)が降臨されたと伝えられている神聖な地。
両方とも無人島で、舞鶴市に属しています。
雪舟が『天橋立図』で描いた(本来ならこの絵の構図には入らないのに描いたようです)ことでも知られるこの島々を、傘松公園から拝むことができました。
ちなみに雪舟の絵も、説明板に描かれていました。
成相山成相寺(なりあいじ)に参拝
今日一番の目的地・成相山成相寺に向かうため、傘松公園の散策を大急ぎで終え、登山バスに乗り込みました。
西国三十三箇所観音霊場の第28番札所として知られる成相寺に行くためには、険しい山道を登るか、登山バスで行くかしかありません。
登山バスは30分ごと。逃すと大変です。
乗車時間は約7分ですが、なかなか乗りごたえがありました。
山門もバスで通り過ぎます。
最後は自力で階段を登りましょう。
ちゃんと杖もあります。
この鐘楼は「撞かずの鐘」。
鐘鋳造のとき見物に連れられて来た子供が坩堝(るつぼ)の中に落ちて亡くなり、その鐘を撞くと子供の泣き声が聞こえてくることから撞かなくなったという怖~い話が伝わっています。
唯一の願いを一言でお願いすれば、どんな願いでも叶えてくれるというお地蔵様。欲張り人間には辛い!
やっと本堂に到着しました。本堂内部は撮影禁止。ご本尊の聖観音立像も、33年に一度の御開帳(普段は前立の観音様を拝みます)。
冬に餓死しかけた僧侶の前に、鹿の姿となって我が身を食べさせたという観音様。春になって、観音様の身代わりを悟った僧侶が、木くずを拾って損傷した観音像の足につけると元の姿に戻ったのが寺の名の起源です。
頂いた御朱印。
そしてガイドさんに言われるまで知らなかった、鉄湯船。
普通の浴槽として使われたとも、かかり湯を沸かすために使われたとも、薬湯を沸かしてけが人や病人を治療したとも言われています。
現在は手水鉢に転用されていますが、先程参拝した智恩寺・東大寺・そしてこの成相寺の鉄湯船が、日本三大鉄湯船と言われているそうです。1日に2つも大鉄湯船を見たことになるんですね!
この五重塔は、1998年完成。新しさがよくわかりました。
無事に予定していた帰りの登山バス&ケーブルカーに乗り、ガイドさんとは一宮駅の観光船乗り場でお別れ。
ガイドさんの予言通り、対岸の廻旋橋がゆっくりと回転していました。
予定していた特急にも乗れたし、今回も良い旅行になりました。
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