エンジェルロードは自由プランだった!
11月14日(土)・15日(日)の1泊2日で、大阪梅田発のHISバスツアー
【HIS×香川県共同特別限定企画】オリーブ牛を使用した夕食♪天使のエンジェルロード!父母ヶ浜!二十四の瞳映画村!オリーブ公園!さぬき夢気球フェスタ&かがわ絶景フォトスポットめぐり2日間
に参加してきました。
熱気球に乗ったりオリーブ公園を訪れたりして、「秋の小豆島=寒霞渓(かんかけい)で紅葉狩り」という定番ツアーとは少し変わったコースを満喫。
このツアーのポイントの1つが、小豆島の新しい観光人気スポット「エンジェルロード」です。
私たちはてっきり、バスでエンジェルロードに移動すると思っていました。
ところがバスの中で説明を聞いてみると、エンジェルロードには私たちの宿(オーキドホテル)から各自で好きな時間に(勝手に)行ってくださいという感じです。
ホテルもエンジェルロードから離れており、徒歩で30分、レンタル自転車だと15分ほどかかるらしい。そしてレンタル自転車代金は自腹です。
行くとしたら1日目の夕食前か、2日目の朝食前です。もちろん私たちは徒歩。
1日目は疲れていたので、2日目の朝に行ってみることにしました。
エンジェルロードへの道
まだ暗い6時にホテルを出発し、グーグルマップの指示に従い歩きました。
小豆島には、お寺が多いことを改めて実感! 朝焼けに浮かぶお寺の塔に感動です。
途中から同じ目的地に行く人たちも出現し、あまり迷うこともなく、エンジェルロードに到着です。
エンジェルロードの目の前には、小豆島国際ホテル。
どうしてここに泊めてくれなかったのだろうと、徒歩で35分ほど歩いた後には(よほどの早足で歩かない限り、グーグルマップの予定時間通りには到着しません)恨み言の一つや二つは言いたくなります。これも価格の問題かな。
恋人たちの聖地エンジェルロード
私たちはこのツアーに来るまで、エンジェルロードのことをよく知りませんでした。
江ノ島やモン・サン=ミシェルのような地形で、満潮の時は島に、干潮時には陸地とつながる陸繋島(りくけいとう)となります。
その神秘さ故に、信仰の対象となる場所が多いのですが、この場所も2011年頃から「道の真ん中で手をつないだカップルは結ばれる」という噂が口コミで広まっていったのだとか。
映画のロケ地にもなって、今では大人気の観光地だそうです(それまでは潮干狩りの場所だった)。
この日の早朝は干潮時だったので、対岸の島(余島)と海岸は陸でつながり、「天使の道」ができていました。
歩いている人も多かったけれど、手をつないでいるカップルはあまり見かけなかったように思います。カップルだけでなく、若いグループもかなりいました。
対岸の余島に行ってみると、まるで七夕飾りのようにぶら下がっているものが!
よく見ると、絵馬のようです。
神社でもないのに、どこで販売しているんだろう?と不思議に思ったのですが、後で調べてみると、貝殻の絵馬は小豆島観光協会で、ハード型の絵馬は小豆島国際ホテルで販売しているとのことでした。
この島が、立ち入り禁止のようになっているのが少し残念。この島は、神戸YMCAが所有している土地らしいです。
よく見ると、対岸にもこのような絵馬がありました。
天使に願をかけて結ばれたい!という恋人たちの強い思いが伝わってきますね。
でもそのすぐ側にあるこの神社は、蛭子(ひるこ)神社。
いざなぎ・いざなみ夫妻の最初の子供だけれど、足が立たない(障害のある)子供だったので、船に乗せられ海へと流されてしまった神様です。
恋人たちの聖地に鎮座するには、ちょっと違和感もありますが、海からの漂着物を崇める信仰で蛭子=恵比寿(えびす)神となった、あるいは「日る子(太陽の子)」とする説なら、恋人たちの願いを叶えてくれそうですね。
エンジェルロードで見る日の出
私たちが早朝にホテルを出発したのは、ホテルの朝食時間までに徒歩で往復したいという理由もあったのですが、もっと大きな理由は、エンジェルロードで日の出を見たいと思ったからです。
幸いお天気も良く、日の出にも間に合いました。
海からの日の出は、荘厳な感じがしますね。
たくさんの人々が海岸に集まり、日の出を見ていました。今日も素敵な1日になりますように。
エンジェルロードの近くで見た、面白い光景
ホテルへの帰り道は、太陽が出て明るくなっていたこともあり、行くときには気がつかなかった面白い光景に、たくさん出会うことができました。
まずは突如現れた井伊直弼の甲冑! 彦根からのメッセージです。
エンジェルロードの近くには、妖怪が描かれた外壁の家もありました。
一番びっくりしたのが、この「お墓のピラミッド」とも呼ぶべき光景。
後で調べたところ、小豆島各地で、無縁仏がこうして祀られているのだとか。
小豆島は石材が豊富なのだな、というのがよくわかります。
「小豆島八十八カ所巡り」も、まだまだ根強い人気があるようでした。
オリーブやエンジェルロードという新しいものと、古い神仏への信仰が共存している小豆島の姿を、ここでも見ることができました。
コメントを残す