北陸まんぷく1泊2日HISバスツアー5 雪の白川郷(後編) ふる郷長瀬家見学

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白川郷最大級の合掌造り 長瀬家へ

初めてHISバスツアーの1泊2日コースを申し込み、先週末(2月3日、4日)に北陸へ行ってきました。

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という、大人1名14,980円でグルメも観光も満喫しようという欲張り、いやリーズナブルなツアーでした。

2月4日(日)最初の目的地である岐阜県の白川郷で雪道を歩き回っていた私達は、「ふる郷 長瀬家」が、白川郷最大級の合掌造り家屋と知って見学することにしました。

入館料は大人300円でした。

合掌造りの特徴とは

そもそも合掌造りとは、茅葺の屋根が、掌(てのひら)を合わせたような急勾配の山形をした建築のこと。

白川郷では、屋根の両端が本を開いて立てたような形の「切妻合掌造り」と呼ばれる様式で、重く多い積雪にも耐えることができる、風土に適した構造だそうです。

長瀬家は、白川郷最大級の5階建て合掌造り家屋です。総床面積は約600坪。

やはり特徴的な屋根を、近くで見ないと合掌造りの特徴はよくわからないでしょう。

建築材の接合には、木製の楔やネソ(マンサク)などが用いられ、金属製の釘やかすがいは使われていないとか。

白川郷に群生するネソは粘着質の灌木で弾力性もあり、ねって(繊維を捩りほぐして)から合掌造りの結束材に使われます。生木で使い、材が乾燥すればするほど締まっていくそうです。

ネソで締めた屋根の骨格は風雪に強く、年月とともに強度を増すと言います。

屋根の骨格は大丈夫でも、茅の屋根は定期的に葺き替える必要があり、2001年に長野家では80年ぶりの屋根の吹き替えが行われました。

村人や全国からのボランティア500人以上が、「結(ゆい)」と呼ばれる相互扶助の精神で、作業に当たったそうです。

長瀬家の内部

長瀬家は260年続く旧家で、初代から3代目までは漢方医として、前田家に引き立てられていたのだとか。

約500年前の作と言われる壮麗な仏壇や蔵を、3代目当主・長瀬善作は前田家から譲り受けたそうです。

家族の生活の場である1階には、仏間の他、囲炉裏や祝祭道具などが展示された部屋がありました。

2階は使用人の寝所など。3・4階は養蚕の作業場。5階は薬草の干場だったようです。

残念ながら、5階は立ち入り禁止でした。

3階には生活用具、

4階には山仕事道具や農機具などが展示され、養蚕の道具もありました。

白川郷で気になった建物いろいろ

白川郷には合掌造りのお寺もありました。

明善寺の鐘楼は茅葺ですが、1階に板庇(ひさし)をつけた珍しい建築物。

本堂も庫裏(住職や家族の居所)も全て茅葺の建物で、特に庫裏は白川郷最大の5階建て合掌造りで、「明善寺郷土館」として古い農機具や民具などが展示されているそうです。

今回は時間がないので、内部見学は断念しました。

建物と言えるかはわかりませんが、消防の放水銃(消火栓)も合掌造り。

喫茶店にも合掌造りの素敵な店が多かったです。

白川郷のお土産

HIS添乗員の川本さんによると、白川郷のお土産として有名なのは、紫蘇まんじゅう、紫蘇せんべい、どぶろくまんじゅう、どぶろくせんべいなど。

そして、飛騨高山でもよく売られていた、「さるぼぼ」。猿の赤ちゃんをかたどった人形です。

私達は何を買おうかいろいろ悩んで、田口製菓の紫蘇もなかを購入しました(8個入り700円)。

包み紙を開けると、合掌造りの可愛い家が出現!

一口食べると、まず紫蘇の香りが広がって、その後だんだん甘さも広がってきて、とても美味しかったです。

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