2年前の4月に訪れたクラブツーリズムのバスツアー「京都を彩る7つの桜めぐり」は、今でも心に残っています。
目的地は、哲学の道、南禅寺、知恩院、植物園、半木の道(なからぎのみち)、平野神社、嵐山。それになんと、円山公園も加わって実質8カ所!
もちろん昼食もついて1人7,990円という、ありがたいツアーでした。
半木の道 賀茂川沿いの紅しだれ桜
京都府立植物園で予想以上に素晴らしかった桜を見た後は
半木の道(なからぎのみち)へ各自で徒歩移動。
賀茂川の北大路橋と北山大橋の間、左岸(東側)堤防上にある散策路が、半木の道と呼ばれています。
植物園の中に流木神社があり(知らなかった!)、「流」だと洪水に流されやすいとして「半木」の文字を使って半木神社となったのが、この道の名前の由来とか。
ここの主役は、植物園でも見かけた(と思う)「八重紅しだれ桜」。
確かに、ソメイヨシノよりも華やかなピンク色です。
約0.8kmにわたり、ピンク色の桜のトンネルが続きます。
とても華やかで可憐な花を堪能することができました。
『京都人の秘かな愉しみ 冬』えっちゃんの飛び石
以前から再放送を見て気に入っている『京都人の秘かな愉しみ』。
ロケ地を訪れることもあったのですが、今回はバスツアーの中に、そのロケ地がありました。
それが、『京都人の秘かな愉しみ 冬』の中のオムニバスドラマ「京都人物語・えっちゃん」に登場する飛び石(植物園西の「北山飛び石」)。
今回初めて訪れました。ドラマを思い出します! 「えっちゃーん!」「さなえちゃーん!」と呼ぶ声が聞こえそう。
飛び石を飛ぶのは相変わらず怖いですが、せっかく来たので挑戦!
ところが来てみると、かなりの人! ドラマのように、軽快に渡ることはできません。7cmはありそうなハイヒールで、軽快に渡っていたえっちゃん(小沢真珠さん)を尊敬します。
すれ違うときには、特に緊張! 落ちそうで怖い。
飛び石をよく見ると、桜の花びらがデザインされているようでした。
対岸へ戻るのも、飛び石を飛ぶのが断然便利! こうやって小さいときから慣れていれば、怖いとも思わずに対岸へ行けるのでしょう。
この日はポカポカ陽気のため、川に入っている人たちもたくさんいました。
都会なのに、川に入って水遊びできる京都。うらやましいです。
第45回鴨川茶店
このツアーで初めて知ったのですが、毎年4月上旬の土曜・日曜(桜の開花状況による)、半木の道周辺の河川敷公園一部には茶店が設けられ、煎茶と花見だんごの接待(有料)、琴と尺八の演奏や府内市町村の特産品の展示販売があるのだとか。
それが「鴨川茶店」。2019年で第45回の開催だそうです。
河川美化意識の高揚と美化運動の輪を広げるのが目的らしいですね。
煎茶道の二條流によるお茶の接待や
箏曲の演奏などが行われていました。
このようなイベントやたゆまぬ努力で、京都と鴨川の美観は保たれていると改めて知った半木の道でした。
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