HIS京都府民割ツアー2 貴船神社の奥宮へ!

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2022年8月26日(金)、HIS日帰りツアー(京都発)に参加しました。ツアーの名称は

◆京都発◆京都の夏の風物詩!貴船の川床料理とパワースポット貴船神社・平安神宮風鈴まつり

というもので、きょうと魅力再発見旅プロジェクトの対象コースです。

旅行代金は1人12,980円のところ、支援金5,000円が出るので、実質7,9800円のツアー。京都応援クーポンも、1人2,000円もらえます。バスは1台でしたが、ほぼ満席の37名参加という大人気ツアーになりました。

川床料理屋が並ぶ貴船川沿いを上流へ

ツアーの最初(にして最大の目的)である川床料理を、貴船仲よしで堪能した後は、

HIS京都府民割ツアー1 貴船仲よしの川床料理

2022年8月30日

13:30まで自由時間。ゆっくり川床料理を堪能しましたが、1時間少し時間がありました。

添乗員さんにもらった地図を確認すると、貴船神社の本宮・結社(ゆいのやしろ)・奥宮もそんなに遠くないようで、うまくいけば全部参拝できるのではないかと思われました。

まずは一番上流の奥宮から!

貴船川に沿って進みます。美しい川の景色が続き、

趣のある料理屋さんも並んでいて、とてもいい雰囲気。ただ、道幅が狭いので自動車には気を付けましょう。

とても快適な温度なので、料亭の入口に架けてある温度計を見ると、24℃。ちなみにこの日の京都の最高気温は32.4℃でした。やはり涼しい!

不思議な大杉がたくさん!

一昨日、鞍馬寺本殿へ徒歩で上る途中、由岐神社で「大杉社」という杉の大木が祀られている社を見ました。

トラピックス京都府民割ツアー 定番&バイキングの人気ツアー体験2 鞍馬寺を歩いて上る(前編)

2022年8月27日

鞍馬に隣接する貴船川沿いにも、神として崇められている杉が何本かありました。

最初に見かけたのは、奥宮へ行く参道で見た相生(あいおい)の杉。1つの根から2本の杉が生えているように見えますね。

奥の方には祠もありました。この杉を祀っているのかな?

奥宮境内には、連理の杉というご神木。杉と楓が仲良く並んでいて、夫婦円満の象徴です。種類の違う木々がこのように和合しているのは珍しいのだとか。

神秘的な貴船神社奥宮

清流や川床料理店、杉の大木を見ているうちに、貴船神社奥宮参道の入口に到着。

「思ひ川橋」を渡ります。思ひ川は、心身を清めるみそぎをした「御物忌(おものいみ)川」が転訛したという説もあります。

庭石として重宝されるという貴船石の巨岩・つつみヶ岩がお出迎え。

涼感あふれる杉木立を過ぎると

貴船神社奥宮です。

以前はここが賀茂川の源流と考えられ、水神を祀っていました。本殿の真下には、誰も見てはならないという龍穴があると言われています。

江戸時代に本殿修理をした際、大工が龍穴に誤ってノミを落としたところ、一転にわかに掻き曇り、突風が巻き起こり、ノミを空中に吹き上げたそうです。大地の「気」が噴き出すパワースポットなのでしょうか。

今では龍穴の真上で工事をしないよう、この場所に建物をずらして作業し(曳家=ひきやと呼ばれる工法)、龍穴は白い布で隠すそうです。

神武天皇の母である玉依姫命(たまよりひめのみこと 下鴨神社の祭神と同じ名前ですが別人です)が、黄色い船に乗って淀川をさかのぼってこの地に到着し、水神を祀ったのがこの神社の由来なのだとか。

「黄色い船」が「貴船」(神社名の場合は「きふね」)となり、姫の乗った黄色い船は、石で覆い隠されているそうです。この石を持ち帰ると、航海安全の願いが叶うとか。

ちょっと今は持ち帰れそうにないですね。昔は自由に持ち帰れたのかな?

『陰陽師』にも登場する呪いの舞台

貴船神社は「縁結びの神様」として、若い女性に大人気。

夫の愛を失ってしまった和泉式部が貴船神社に参拝し、愛を取り戻したという話でも有名です。

でも奥宮は、謡曲『鉄曲(かなわ)』で描かれた呪いの儀式「丑の刻参り」でも知られているのです。

自分を捨てた男を呪う、深夜の女性の丑の刻参り。この場所に深夜訪れるのは、かなり勇気のいることだと思うのですが、憎しみが募れば、深夜の山深い貴船の地への恐怖など物の数ではないのでしょうか。

小説や映画などでおなじみの『陰陽師』にも、女性が丑の刻参りで鬼になるというストーリーがありました。

愛が深いほど憎しみも深い。平安時代でも男性の場合は、仕事や別の恋などで気を紛らわせることもできるでしょうが、夫の訪れを家で待つしかない女性は、鬼になるしかなかったのかもしれませんね。宇治の橋姫や生成り姫が、とても哀れに思われました。

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