まだまだ知らない東京を見て歩く5 深川不動堂と話題のカフェ・MONZ CAFE門前仲町店

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2022年10月8日(土)、今注目されているエリアという門前仲町(もんぜんなかちょう)界隈を歩いてみました。

まだまだ知らない東京を見て歩く4 江戸相撲発祥の地・富岡八幡宮境内は記念碑だらけ

2022年10月29日

市川團十郎がいなければ創建されていなかった?深川不動堂

深川八幡宮に参詣した後は、今回の街歩き下調べの際初めて名前を知った、深川不動堂へ。

正式名は、「成田山東京別院深川不動堂」という、富岡八幡宮から徒歩1分。実質隣接している寺院です。

江戸時代の初期、成田山新勝寺(千葉県成田市)の近くで生まれた歌舞伎人気役者の初代市川團十郎は子宝に恵まれませんでしたが、成田山に祈願すると男児に恵まれ、感謝した彼は『成田不動明王山』という芝居を上演して大成功。「成田屋」屋号の由来となりました。

その後も成田山の不動明王を題材にした芝居を上演し、大人気となったため、成田山新勝寺の人気も急上昇し、ついには江戸で出開帳(秘仏の出張特別拝観)も何度か行われたそうです。最初の出開帳には、5代将軍・徳川綱吉の生母・桂昌院も足を運んだと言われます。

特別拝観の会場になったのが、「永代寺」という大寺院。富岡八幡宮も管理していたこの寺院の門前町が「門前仲町」です。ただし明治になって神仏分離令が出ると永代寺は廃止され、その跡地(大部分は深川公園)に1878(明治11)年、成田山新勝寺から不動明王を分霊して、この深川不動堂ができたのだとか。

市川團十郎がいなければ、或いは、成田山をさかんにPRすることがなかったら、この寺院は存在していなかったでしょう。

一度見たら忘れられない、梵字の外壁

深川不動堂は、一見普通の寺院のように見えますが

とてもモダンな建物が、石段左横に建っています。黒と金の装飾をよく見てみると

梵字がいっぱい! 不動明王の真言を表しているそうですがものすごく強烈なインパクト! ちなみにこの寺院は真言宗です。

実は2011年に完成した本堂だそうです。誰がこのデザインのアイディアを出したのか、知りたいものです。

ちなみに御朱印帳(1,500円)もこのデザイン。今までの御朱印帳がいっぱいになったので購入したのですが、こんなデザインの御朱印帳は初めてで、かなりのインパクトがありました。

ご本尊の御朱印を頂きます(300円)。

授与所入り口にあった大きなわらじ守り。小さなわらじに願い事を書き、大きなわらじにくくりつけるのだとか。

護摩焚きに参列! 太鼓と法螺貝の響きに圧倒された

この深川不動堂では、毎日何度も護摩焚きが行われているそうです。

私たちは、あの梵字壁の本堂内部で行われていた護摩焚きに、偶然参列することができました。誰でも無料で参列できるそうです。

護摩焚きをあまり見たことがないのですが、迫力ある法螺貝と和太鼓の音にびっくり! 護摩焚きに和太鼓なんてあったかなと思って後で調べてみると、先々代の住職が30年ほど前に人々を感動させるため、新たに付け加えたものだったと知りました。

和太鼓は佐渡のプロ集団、鼓童で習うそうです。かなり本格派ですね。たくましいお坊さんたちが和太鼓をたたく姿は、なかなか素敵でした。お坊さんのお話もとても分かりやすくて、参列してよかったと思いました。

なお、この日は午後から境内(屋外)でも柴燈(さいとう)護摩が修される特別な日だったようです。

お坊さん?も通う門前の素敵なカフェ MONZ CAFE

参拝を終えて、門前の「人情深川ご利益通り」を散策。

観光地化された京都清水寺などの周辺の店とはまた違って、古い神仏具店や和菓子屋、佃煮屋、漬物屋、小間物屋などが下町情緒を残しています。

その通りに、とてもおしゃれなカフェがありました。

それがMONZ CAFE門前仲町店

元甘酒屋さんだった建物をリノベーションしたのだとか。通りの雰囲気によく合っています。

朝食をほとんど食べていないので、巨峰のベイクドタルト(680円)を2人で分けて

私はFlat White(カフェオレ)、長女はLong Blackを注文(いずれも530円)。この店はオセアニアのコーヒースタイルのようです。

私たちが美味しいコーヒーやタルトを頂いていると、スキンヘッドのたくましい男性2人組が来店。僧衣は着用していないけれど、お坊さんではないのかな? もしかして、太鼓をたたいていた方たちかな? お坊さんもカフェで休憩したいことあるよね? などと妄想を働かせながら(違っていたらごめんなさい)、カフェを後にしました。

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