朝の連続テレビ小説『らんまん』主人公のモデル・牧野富太郎ゆかりの地を、昨年から今年にかけて訪ねることができました。
昨年6月26日(日)、まず牧野富太郎が生まれた町・高知県佐川町に行き、富太郎が11歳から教育を受けた名教館(めいこうかん)や、生家跡に建つ牧野富太郎ふるさと館を見学しました。
南園から始まった牧野植物園
高知市の高知県立牧野植物園を訪れて、牧野富太郎記念館を見学し、富太郎ゆかりの植物などを見学した私たちは
次に南園と呼ばれるエリアに行ってみました。
ここは元々、五台山竹林寺の境内だった場所で、牧野植物園はここから始まったのだとか。
ノカンゾウの花が咲いていました。ユリによく似ていますね。
これもノカンゾウかな?
6月下旬なので、アジサイも咲いていました。
いろいろな色があるけれど、個人的には青や青紫が好きです。
ユニークな牧野富太郎像
さらに進んでいくと、牧野富太郎の銅像がありました。
偉人の銅像というと、どこかいかめしいイメージがあるのですが、この銅像はとてもユニーク。
この富太郎は、手にカラカサタケ(ニギリタケ)というキノコを持っています。柄は30cmになることもあるというかなり大型のキノコ。
富太郎は「にぎりたけ にぎりがいなき ほそさかな」という句を遺していたり、青森県の恐山で1928(昭和3)年に、両手にカラカサタケを持って踊る写真を残していたり(詳しくはこちらをご覧ください)と、かなりユーモラスな一面があるのです。偉人というよりは、親しみやすい富太郎の像を目指したのかもしれませんね。
ちなみに富太郎の写真も、どれもいい笑顔(上は牧野富太郎記念館展示館より)。好きな仕事をして、好きな植物に囲まれていたら当然ですよね。
50周年記念庭園と温室
牧野富太郎像の南側は、「50周年記念庭園」。
開園50周年を記念して造られた、回遊式水景庭園です。
こちらには、東洋の園芸植物が植えられていました。蓮の花や
ハナショウブなど、風情があります。
さらに進んで、温室へ。
一番面白かったのは、このオオオニバス。
この植物園では、体重15kg以下の子供なら、オオオニバスの葉の上に乗れるイベントを8月に実施していたようです。今年もまた実施されるかな? 体重オーバーなので私は無理なのですが、子供の頃にこんなイベントがあれば乗りたかった!
広大な植物園の見学はとても半日では無理で、今回は見学できなかった場所も多かったけれど、植物が好きな方なら、ぜひ歩きやすい靴と服装で、じっくり気の向くまま、ピクニック感覚で散策されるといいかなと思いました。
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