朝の連続テレビ小説『らんまん』主人公のモデル・牧野富太郎ゆかりの地を、昨年6月26日(日)に訪ねました。
前日深夜、夜行バス「よさこい号」に乗って大阪梅田を出発したので、高知市に着いたのは26日の早朝。さすがにこの時間では、佐川町(さかわちょう)の牧野富太郎ふるさと資料館に行くのは早すぎます。どこで時間を潰そうかな?
夜行バスで思わぬ収穫 土佐の日曜市
この日は日曜日。高知市では「土佐の日曜市」があるのではないか?と、到着してからふと気が付きました。
でも場所がどこかわからない。どうやら高知城の方らしいので、下車したはりまや橋から
高知城まで、朝の散歩をしてみました。
この交通規制は、日曜市かな? 朝6時を過ぎたばかりだというのに、たくさんの車です。出店する人たちかな。
高知城の無料区域を少し散歩してから(ラジオ体操もやってました!)、高知城の追手門前から東へ伸びる「高知市追手筋」で開催される日曜市に行ってみたのですが、
あいにく雨が降り始めました。でもしっかり店はやっています。
出店数に変動はあるものの、夏の暑い日も、冬の寒い日も、雨天でも基本的には毎週開催されているのだとか(休みになるのは1月1日・2日と、よさこい祭り8月10~12が日曜日と重なった場合のみ)。
この辺りは日曜市六丁目。
露店だけでなく、周囲の店も6時だというのに開店していました。
花や盆栽、山野草など園芸関係、刃物、
そして定番の果物に野菜。見ているだけで楽しくなります。
6月下旬なので、アジサイがひときわ美しい。
聞いたことはあるけれど、あまり見たことがない「まくわうり」。プリンスメロン(まくわうりの一種とスペインメロンの交配種)などが普及する前は、安価な庶民のメロンでした。一度食べてみたいな。
初めて見た「田舎寿司」
もちろん、日曜市では美味しそうな食べ物も売られていました。
お餅も美味しそうだったのですが、ちょっと変わっていたのがお寿司でした。
深紅、黄色、緑、茶色などとてもカラフル。これが「田舎寿司」と呼ばれるもので、高知県立牧野植物園へ行くときに乗った、my遊バス(高知駅→桂浜)のラッピングにも描かれていたご当地グルメだったのです。
昆布や海苔が手に入りにくかった時代、山でとれる食材で寿司をつくったのがはじまりとされ、高知県山間地帯で「おきゃく」(酒宴)の際にふるまわれたのだとか。今回は食べる機会がありませんでしたが、「皿鉢(さわち)料理の一品にもなるのだとか。
深紅はみょうが、黄色は卵、緑はりゅうきゅう(ハスイモの別名)、茶色はしいたけ。「りゅうきゅう」なんて、聞いたこともありませんでした。緑のお寿司って、とてもユニーク!
その他に、こんにゃくの内側に切れ目を入れて、稲荷寿司のようにする「こんにゃく寿司」や稲荷寿司など、美味しそうなものがいっぱい!
でも結局、朝食用にはお餅と海苔巻き、稲荷寿司、こんにゃく寿司など、味がある程度わかるものを購入。次回は握り寿司タイプの田舎寿司も挑戦してみたいです。
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