立山黒部アルペンルートとは
2023年4月21日(金)、この日の私たちの目的地は、立山黒部アルペンルートの中間点・室堂です。
ところで、そもそも「立山黒部アルペンルート」って何なのだろう? 富山にあまり縁がないので、名前だけしか知りませんでした。
調べて見たところ、富山県立山町の立山駅と、長野県大町市の扇沢駅とを結ぶ交通路のことで、世界有数の大規模な山岳観光ルートなのだとか。
総延長37.2kmの道は、最高高低差が1,975m。黒部第四ダム(通称「黒四ダム」)などの絶景を見ながら、6つの乗り物を乗り継いで移動します。マイカーはこの道を通行することはできません。
自然保護などのため、乗り物の運賃が高いのと、距離のわりに所要時間が長い(私たちも立山ケーブルカーの待ち時間がありました)のですが
国内だけでなく、雪の少ないアジアの国々からの観光客で大人気のコースとのこと。私たちも、たくさんのアジア系観光客に遭遇しました。
立山ケーブルカーの輸送力がネック? 乗り継ぎがうまくいかない
立山黒部アルペンルートの富山側入り口・立山駅。
標高は475mで、アルペンルートの中で一番標高が低い場所でした。
ここで富山地方鉄道から立山ケーブルカーに乗り換えです。
どうやら発売する当日券の枚数が決められているらしく(この日は500枚)、日帰りで長野方面に行こうとする場合、日帰り当日券が売り切れてしまう場合がある(特に14:00以降の便)ので注意してくださいね! 昨日4月20日(木)、早朝の富山地方鉄道富山駅構内で、行列を作って当日券販売を待っている人たちを見ましたが、1日で長野方面に抜けたければ、早朝から並ばないと難しいようでした。
何とか立山駅11:50発のケーブルカーチケットを入手。
室堂までのバスのチケットもまとめて購入できました。立山駅から室堂まで、大人1人4,090円です。やはり乗り物代が高い!
立山駅の天気は曇りですが、室堂は晴れているみたいで、こんな写真のような景色を見ることができるかもしれません。期待が高まります。
オコジョがかわいい立山ケーブルカー 輸送力が混雑の原因?
乗車までの待ち時間に、立山駅近くから見た立山ロープウェイです。
ちょっと見えにくいですが、客車の後ろ(左)に貨車があり、その後ろにあるのが乗務員室。
発車時間が近づいてきたので改札口に行くと、すでに長蛇の列。
立山でも外来種の植物が問題になっているようですね。靴底の土をマットでよく落とし、外来植物を持ち込まないようにしてください。
やっとケーブルカーとご対面! つぶらな瞳のオコジョ(イタチの仲間)がかわいい! 雷鳥のように、ちゃんと夏毛と冬毛があります。
でものんびり写真を撮ってる暇はありません。ケーブルカーのドアが開くと、皆一斉に座席や眺めのいい場所を目指して突進です。
曇りがちだったし、眺めのいい場所は先を越されてしまったのですが、岩が柱のようになっている材木石(柱状節理)を見ることはできました。
美女平(びじょだいら)駅までの距離は1.3km。標高差は約500m。乗車時間は約7分とあっという間だったのですが、ケーブルカーは客車1両で全部で2台しかなく、1回で運べる人員は最大120名。バスのように増便することもできず(ケーブルカーの仕組み上、2台しか動かせない)、臨時便を出すとしても(普段は20分間隔)10分間隔しか無理なのだとか。2両3両と連結できないのかな? 重い荷物を運ぶ貨車を連結する必要があるから、客車は1両しかないのかな?
終着駅の美女平駅(他に駅はない)に到着。この混雑もすごいですね。とても駅のホームで、ケーブルカーをバックに記念写真なんか撮っている状況ではありませんでした。
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