『どうする家康』ゆかりの名古屋市を歩く2  徳川美術館と徳川園

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2022年5月、徳川家康ゆかりの地・名古屋市で日本三大観音の1つである大須観音に参拝し、大須商店街の中に移築された織田家の菩提寺・万松寺(ばんしょうじ)も訪れた私たちは、

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徳川美術館と隣接する徳川園にも足を延ばすことにしました。

徳川家康好きでなくても必見! 徳川美術館

徳川美術館は、徳川家康の9男・義直(家康58歳の時に誕生。母はお亀の方)を祖とする尾張徳川家に、代々伝わる貴重な品々を展示しています。

JR大曾根駅から徒歩で15分ほど。

所在地は名古屋市東区の徳川町。

大正時代、尾張徳川家は拠点を名古屋から東京に移し、大曾根にあった別邸に代々伝わる名品を集め、美術館としました。

それが徳川美術館の始まりです。

収蔵品の中には徳川家康の遺品もあり、三方ヶ原合戦で敗北後の自分の姿を描かせたと言われる「しかみ像」や甲冑など、家康ファンなら一度は見てみたいものが多いのですが、残念ながら撮影禁止。

唯一撮影できたこの甲冑(『どうする家康』オープニングにも登場)は、「歯朶具足」(しだぐそく)と呼ばれる、関ケ原の戦いで着用したと言われるもの。でも複製でした。個人的には、若いころに着用していた(今川義元から拝領?)「金陀美具足」(きんだみぐそく)よりも渋くて好きなのですが。

徳川家康ファンでなくても、徳川美術館収蔵の『源氏物語絵巻』は一見の価値があります。誰もが古典の教科書で見たような、素晴らしい絵巻は圧巻!

大名や名門公家との婚姻によって贈答された品々や、名古屋の豪商らからの寄贈品もあります。名古屋城の二の丸御殿の一部が再現され、茶室や床の間、書院造の中で収蔵品がどのように飾られていたのか、全体像を見ることもできました。

再現された大名庭園・徳川園

美術品鑑賞で疲れたら、隣接する徳川園で気分転換できます。

ここは名古屋空襲で破壊されましたがその後公園として復興し、2005年に再び日本庭園として造営された場所。

大曾根の滝や

かつて尾張藩江戸下屋敷にあったという「龍門の滝」の再現。滝や川は「木曾三川(木曽川・長良川・揖斐川)」を、

庭園の築山は木曽山脈を、

そして龍仙湖は、

伊勢湾を象徴しているようです。

水連の花や

菖蒲の花も咲いています。

庭園内の茶室(瑞龍亭)は、織田有楽斎(おだうらくさい 織田信秀の十一男で信長の13歳年下の異母弟)好みのデザインで、

尾張徳川家が、織田有楽斎を始祖とする「有楽流」を重用していたことがわかります。

徳川義直や織田有楽斎は、『どうする家康』には登場するのかな?

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