愛知県のパワースポットを歩く4  熱田神宮

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有名な熱田神宮は、尾張国一宮ではなかった!

2022年5月、名古屋市を訪れる機会がありました。

名古屋市には、有名な熱田神宮があります。所在地はその名も「熱田区」神宮1丁目1-1。

毎年11月に開催される全日本大学駅伝のスタート地点としても有名です(ゴール地点は伊勢神宮)。

三種の神器の一つ・草薙剣をご神体とする神社でもあるし、絶対尾張国の一宮は、熱田神宮だと信じて疑っていませんでした。

ところが今回熱田神宮を訪問するに際し、少し愛知県のことを調べてみたら(関西人なので全く愛知県のことについて無知でした)、愛知県に一宮市という自治体があり、最初はここが熱田神宮への最寄り駅かと思っていました。

でも全然熱田神宮とは関係がなかった!

尾張国一宮は、一宮市にある真清田(ますみだ)神社。熱田神宮とは、車で約40分の距離。2社行くのは時間的に無理なので、今回は熱田神宮だけ参拝することにしました。

JR熱田駅からは、徒歩で15分ほど。名鉄神宮前駅や、地下鉄名城線の熱田神宮西駅の方が近いので、帰りは名鉄神宮前駅を利用しました。

熱田神宮と伊勢神宮  草薙剣の謎

グーグルマップの提案よりは少し遠回りだったかもしれませんが、

熱田神宮の西側にある商店街を通って(夕方のせいか、閉店している店も多かったです)

神宮境内へ。とても広い境内だったのですが、御朱印を頂こうと思えばあまり寄り道もできません。

壮麗な神楽殿の前を通り

拝殿へ。伊勢神宮同様に撮影禁止のエリアもあって、名古屋屈指のパワースポットであることを感じました。

無事に頂けた御朱印は、とてもシンプルなデザインでした(300円)。

ところで熱田神宮のご神体は草薙剣ですが、三種の神器にも草薙剣がある。源平合戦で壇ノ浦に沈んだ草薙剣もあるし、この関係は一体どうなっているのかな?と思って調べてみました。

諸説ありますが、熱田神宮の草薙剣が本体で、宮中にあるのは「形代(かたしろ)」という本体を写したもののようです。

古代は本体のみ宮中にあったようですが、神威を怖れて形代を造ってそれを宮中に置き、鏡と剣は伊勢神宮に移されました。

その後日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征に赴く際、伊勢神宮で叔母の倭姫命(やまとひめのみこと)から剣を託され、日本武尊が亡くなると、剣は尾張国造の娘である妻の宮簀媛(みやずひめ)と尾張氏が祀り続け、これが熱田神宮の起源となったようです。

壇ノ浦で形代の剣が海底に沈んだ際は、伊勢神宮から献上された剣を、二代目の形代としたのだとか。これが現代、三種の神器として皇室に伝わっているのかな。

今回は時間と体力の限界でパスしましたが、時間があれば、織田信長が桶狭間の戦いで勝利した御礼として築いた土塀(信長塀)や、草薙剣の縁で多く寄進された名刀などを展示する宝物館を見学するのもいいかなと思いました。

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