『らんまん』主人公モデル牧野富太郎ゆかりの地・神戸1  会下山の植物研究所跡へ

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ドラマに登場する永守徹のモデルは25歳の大学生!

NHK連続テレビ小説『らんまん』もそろそろ大詰め。

主人公のモデルとなった高知県出身の植物学者・牧野富太郎のゆかりの地・高知県を昨年訪れる機会があったのですが

『らんまん』主人公モデル牧野富太郎ゆかりの地・高知市3 高知県立牧野植物園(後編)

2023年4月11日

『らんまん』主人公モデル牧野富太郎ゆかりの地・高知市2 高知県立牧野植物園(中編)

2023年4月10日

『らんまん』主人公モデル牧野富太郎ゆかりの地・高知市1 高知県立牧野植物園(前編)

2023年4月9日

『らんまん』主人公モデル牧野富太郎ゆかりの地・高知県佐川町2 牧野富太郎ふるさと館

2023年4月5日

『らんまん』主人公モデル牧野富太郎ゆかりの地・高知県佐川町1 名教館

2023年4月4日

今年の春も、ゆかりの地をいくつか訪れる機会がありました。

『らんまん』主人公モデル牧野富太郎ゆかりの地・小石川植物園  今は標本館が大ピンチ!

2023年9月17日

次にご紹介したいのは、兵庫県神戸市。先週末からドラマに登場してきた神戸の若き資産家・永守徹(演じるのは『鎌倉殿の13人』畠山重忠役で大人気となった中川大志さん)のモデルとなった池長 孟(いけなが はじめ)ゆかりの地です。

ドラマの永守同様、池長も若くして義父(叔父)の池長通から莫大な資産を相続しました。当時の彼は25歳で京都大学法学部に在学中の身。

朝日新聞に掲載された牧野富太郎(この頃50代半ば)の窮乏と、莫大な借金返済のめどが立たず貴重な植物標本10万点を外国の研究所に売却するしかないという記事を読み、貴重な標本の海外流出を防ぐため、新聞社に名乗りを上げたのです。

富太郎夫妻は神戸を訪れて、池長青年と面会。朝日新聞社の仲介もあって話は進み、富太郎の3万円(現在の価格で1億円以上?!)の借金を肩代わりしてくれ、おまけに神戸に植物研究所を設立して、富太郎の研究も援助してくれました。

植物研究所があった神戸市の会下山

その植物研究所跡は、神戸市兵庫区の会下山(えげやま)小公園にありました。訪れたのは2023年4月1日(土)。

神戸市営地下鉄の湊川公園駅からは、徒歩圏内(銅像は楠木正成像)。

ちょうど花の季節で、公園も美しいですね。

途中には、美しい校舎の会下山小学校や

震災復興のシンボル・松本せせらぎ通りもあって

なかなか歩きやすい道でした。

やがて見えてきた、ごくありふれた駐車場の横の坂に、こんな看板があってびっくり。

研究所跡までもうすぐです。看板も石碑も新しそうだなと思いました。

やっと到着した研究所跡。この石碑もとても新しい。

どうやら『らんまん』の放映決定よりも前から、整備されていた場所のようです(詳しくはこちらをご覧ください)。でもドラマ放映を目前にしたこの日、さらに入念な美化活動が行われてました。

NHKクルーが取材に来ていた!

驚いたのは、NHKクルーがこの場所を取材するため訪れていたこと。

地元の町内会長さん?のような方が、熱心に取材クルーに説明をしています。

説明されていたのは、富太郎が妻の名を学名に付けた「スエコザサ」。妻の壽衛子(すえこ)が病気で亡くなる直前に仙台で発見した新種の笹です。

クルーが撮影している(まだカメラテスト?)この焦げ茶色の横に長い石は、富太郎が神戸のこの研究所に滞在するときの宿・会下山館(阪神淡路大震災で被災するまで、会下山町2丁目にあった)の門柱でした。

次回もこの研究所について、当時の様子をご紹介します。お楽しみに。

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