レンタサイクルで七尾城址資料館へ
2021年6月21日(月)、石川県七尾市の和倉温泉加賀屋をチェックアウトした私たちは、バスで七尾駅前に戻りました。
本日最大の目的は、七尾城跡を訪れること。ただ徒歩だと片道だけで1時間半ほどかかるため
七尾駅構内の観光案内所で、レンタサイクルを申し込みました。七尾城は山城と聞いていたので、途中も上り坂が多いと思い、運よく空いていた電動アシストタイプをレンタル。1台1,000円で、9時半から15時半まで借りられるという格安の料金。
電動アシストタイプの自転車に乗るのは、この時が最初でとても心配だったのですが、何とか事故もなく乗り通すことができました。実際上り坂があったので、とても助かりました。
まず目指したのは、七尾城史資料館。残念ながら月曜日だったので休館日でしたが、ここに自転車を置いて
徒歩で上ります。私たちが選んだのは、大手道。本丸まであと2.4kmです。
巨大山城だった七尾城 道標に励まされながら山頂へ
七尾城は山城なので、
山道を登ります。要所要所に道標が整備されていて、初めてでも道に迷うことなく歩けました。
大手門があったという「門の高」。残念ながら痕跡はありません。
高架下を通ったりもします。山城への道としては、なかなかユニーク。
この大手道は、昔は幅3mの砂利道で、両側には石組みの側溝が設けられていたそうです。
ここは城主・畠山氏の重臣屋敷があった場所「高屋敷」。
七尾城のふもとには、日蓮宗の寺院・妙国寺もありました(現在は別の場所に移転)。
日本百名城に数えられるだけあって、石碑もあちこちにあります。
長坂には門があり、遠来の旅人は通行を禁じられたとか。城主・畠山氏の通用門とも、また城内臣下の出入り口とも言われています。この辺りは本丸から1.1km。
まだまだ城跡までは距離がありますが、眺めは素晴らしい!
朝夕、場内や城下に時を告げた時鐘跡。本丸まであと0.8kmです。
この辺りの道は、急な地形でカーブの連続。さすが難攻不落と言われた七尾城。
番所跡。畠山氏の通用門で、警護の兵士が交代で詰めていた場所です。
城へ向かう武士たちが、ここで身なりを整えたという沓掛場。本丸まではあと0.6kmです。
城内の水源で、枯れたことがないという(これは大事!)「とよの水」。
ここは代々の城主の墓を守る僧兵が居住した寺屋敷。本丸まであと240mです。でもこの階段が辛い!
あともう少し!
やっとの思いで七尾城跡にたどり着けました。登るのも大変だったけれど、あちこちに城の遺構がたくさんあって、さすが日本五大山城の1つ(他は越後の春日山城、近江の観音寺城と小谷城、出雲の月山富田城)に数えられているというのがよくわかりました。
次回は七尾城址からの眺めや、七尾城址資料館周辺をご紹介します。どうかお楽しみに。
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