東大寺法華堂(三月堂)と二月堂
2023年11月23日(木)、久々に阪急交通社のトラピックスバスツアーに参加しました。参加したのは
奈良(梅田・なんば)松茸5本又は近江牛300g選べる持ち帰り談山神社・長岳寺・奈良公園3つの紅葉スペシャル日帰
というツアーです(現在募集は終了)。
「旬の駅ならやま本店」で買い物し、奈良公園と手向山(たむけやま)八幡宮を訪れた後、
東大寺二月堂へ向かいました。
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二月堂の手前にあったのが、法華堂。東大寺に残る唯一の奈良時代のまま残る仏堂だそうです。
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奈良時代の建築としては、東大寺には正倉院や転害門(てがいもん)もあるのですが、仏堂はこの法華堂だけ。大仏殿を含む他の東大寺仏堂は、源平合戦や戦国時代の兵火などで焼失してしまいました。
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毎年3月に「法華会(ほっけえ)」が行われたため「三月堂」と呼ばれたそうです。本尊・不空羂索(ふうくけんじゃく)観音像はじめ、10体の天平仏が鎮座されていますが、今回は残念ながら時間の関係で拝観できません。
法華堂に隣接して、二月堂がありました。
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このお堂で「お水取り」とも呼ばれる修二会(しゅにえ)が、旧暦の2月に(現在では新暦の3月1日から14日まで)行なわれることから、「二月堂」と名付けられたそうです。
二月堂と修二会
二月堂の入口です。
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東が高く西が低い傾斜地にある建物で、清水寺の舞台のように、床下に組んだ柱で建物を支える懸造(かけづくり)でした。
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源平合戦や戦国時代の兵火は潜り抜けたものの、江戸時代前期に失火で焼失し、その直後に以前の規模や形式を踏襲して再建されました(国宝)。
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修二会の行事に特化した建物だそうで、本堂内部には、修二会を執り行う練行衆(れんぎょうしゅう)以外は立ち入れない場所もあります。本尊は十一面観音菩薩。
以前福井県小浜市にある神宮寺を訪れたことがあるのですが
神宮寺の「閼伽井(あかい)」で汲まれた水が、遠敷川(おにゅうがわ)を通って、二月堂前の「若狭井(わかさい)」に届くという伝承はなかなかロマンがあります。なぜこういう伝承が生まれたのかな? とても興味深い。
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二月堂からの眺めも素晴らしく
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大仏殿の屋根もよく見えました。
とても素敵な二月堂裏参道
二月堂から奈良の眺めを楽しんだ後は
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「登廊」と呼ばれる屋根付きの階段を下ります。
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建物から出ると、味わい深い道標と
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石畳と土塀が続く道がありました。
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後で調べてみると、「二月堂裏参道」という名前のある。観光名所の道だったのです。
グーグルマップによると、数々の名作を遺した写真家・入江泰吉(いりえたいきち)氏の撮影場所も、この道。
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大仏殿や南大門近くの観光客の喧騒が、まるで嘘みたいな、静かな道でした。ちょっとした穴場かも。
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ちゃんと鹿もいました!
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紅葉もあります! 古い時代の奈良のたたずまいが残っているみたい。私たちは二月堂を背にして下っていきましたが、二月堂を見ながら登っていくというアングルも、とてもお勧めのようです。もし機会があったら、どんな眺めなのか、歩いてみたいなと思いました。
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