公共交通機関だけで奥出雲観光9  棚田が美しい出雲三成駅周辺の車窓 仁多特産市も充実

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たたら製鉄が生み出した美しい棚田

2024年2月10日(土)、初めてJR木次(きすき)線に乗った私たちは、雲南市の木次駅から、奥出雲町の出雲横田駅を目指します。

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出雲八代駅の次の駅は、今夜の宿がある出雲三成(いずもみなり)駅。

この駅に行くまでの車窓には、

とても美しい棚田があったのですが

実はこれ、奥出雲で江戸時代まで盛んだった「たたら製鉄」の痕跡だったのです。

砂鉄を採ったり燃料となる樹木を伐採するために、たたら製鉄では山を切り崩します。しかしその跡地は棚田として再生され、特産の「仁多米(にたまい)」が育つ豊かな大地になりました。

後で知ったのですが、木次線の出雲横田駅や出雲三成駅から、国選定重要文化的景観「奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観」に選ばれた棚田へ、奥出雲交通バスで行けるそうです。詳しくはこちらをご覧くださいね。

人間味のある大国主命とラッピング列車

ローカル線の木次線は単線ですが、出雲三成駅周辺は複線で、ホームも2面ありました。

駅にゆかりのある神様は「大国主命(おおくにぬしのみこと)」。因幡の白うさぎを助けたことでも知られる、出雲神話のヒーローです(下の写真は2月11日の雪景色)。

彼がここにいた時、子供が大きくなっても泣いてばかり。島めぐりなどして慰めても泣き止まず、困り果てた大国主命が神に祈ると子供は泣き止み、立派な御子になったとか。出雲で一番偉い神だと思っていたけど、泣く子にはお手上げだったのかな? とても人間味があるし、どの神に祈ったら子供が泣き止んだのか知りたいものです。

駅には、すれ違いの列車が停まっていたりします。

木次線を走るラッピング列車「さくら」を見ることができました。手書きっぽいメッセージがいいですね。

充実の仁多特産市

駅の改札口を出ると

左手に「仁多特産市」(下の写真)、

右手には「奥出雲町観光協会」が併設されていました。

「仁多特産市」の中に窓口があり、切符を購入することができます(簡易委託駅)。

待合室も広いし、色々なパンフレットはあるし、ストーブもあって快適!

昨年話題になった「VIVANT」のロケ地となった島根県のポスター。今回の旅行では各地で見ました。

待合室の奥には、特産市があります。

カラフルなニンジンや

初めて見たかもしれないフキノトウ

とても長い自然薯(じねんじょ=天然のヤマノイモ)など、珍しい野菜がいっぱい!

奥出雲の地酒コーナーもあります。私たちは、木次駅前のスーパーで土産物を購入してしまったのですが、ここで購入してもいいなと思いました。とにかく見ていて飽きません!

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