佐世保に行かなかったら縁がなかったレモンステーキ
2024年2月23日（金）、初めて佐世保を訪れた私たちは、佐世保港や日本一長い商店街を歩き、海上自衛隊佐世保史料館を見学。そして念願の佐世保バーガーも食べることができました。
今日の夕食は、長女が教えてくれた佐世保の名物グルメ。と言っても佐世保バーガーではなく、レモンステーキという料理なのです。私は佐世保バーガーは聞いたことがあったのですが、恥ずかしながら、レモンステーキは初めて聞きました。多分佐世保に行かなかったら、一生ご縁もなく、知らずに過ごしていたことでしょう。
戦後佐世保に駐留した米海軍の影響で、佐世保ではハンバーガーと共にアメリカンステーキの店も登場し、流行するようになりました。そのような中、1955（昭和50）年に佐世保の洋食レストランで修業していた兄弟が、「夏場でも売れるステーキを考案しろ」との指示を受けて考案されたのが、レモンステーキ。
分厚い肉を焼くのではなく、牛肉をすき焼き風に薄くスライスして鉄板で焼き上げ、焼きあがる直前にレモン果汁が入った醤油ベースのソースをかけて仕上げる和風ステーキのことらしい。兄弟はじめ、このレストランで修業したシェフが独立して、佐世保一円にこのステーキが広まったのだとか。
レストラン蜂の屋で、レモンステーキと女王シュークリーム
今日の夕食は、日本一長いアーケード街にあった「レストラン蜂の屋」。今夜の宿・スマイルホテル佐世保からも近くて便利でした。
看板メニューは、欧風カレーとシュークリーム。地元の方もよく利用される人気店のようでした。
老舗カフェというだけあって
ケーキの種類がとても多い！ レモンステーキだけでなく
ポスターが印象的だった「女王シュークリーム」も、とても気になりました。
店内には、海軍の町佐世保らしいコーナーも。
やっぱり海軍と言えばカレーかな？
店内で15分ほど待ち、テーブルに案内されました。メニューを見ていると、ビーフシチューも美味しそう。
結局両方注文して、シェアすることにしました。まずはビーフシチュー（税込1,520円）。250円追加してAセットにしました（パンを追加）。
続いて、長崎和牛レモンステーキ（2,460円）。確かに薄切り肉ですが、ジュージュー音を立てているのが、たまらなく食欲をそそります。ちゃんと上にレモンが載っている！
店の人がソースをかけてくれて、裏返すとこんな感じ。薄切り肉なので食べやすいし、レモンの酸味と調和したソースも美味しいのだけれど、薄切り肉だしシェアしているとあって、ちょっと物足りない。お皿にお肉だけで、付け合わせの野菜が全く載っていなかったのも、正直驚きでした。メニューの写真に偽りなし！
ライスをセットで注文していたのですが（250円追加）全然足りなくて、女王シュークリーム（税込570円）を私と長女は注文。さすがと唸ってしまうくらいのサイズで、特製ソース（スカッチソース）をかけていただきます。
2日後に知ったのですが、この女王シュークリームには「正しい食べ方」なるものがありました。でもそれを知らず、自分流にソースをかけて食べました。ポスターの写真とは違っていて、果物はクリームの中に埋もれていましたが、バナナやキウイ、焼きリンゴが入っていました。レモンステーキは他の店でも食べることができますが、この「女王シュークリーム」は、この店だけだと思うので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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