『ドキュメント72時間』の撮影場所へ
2024年3月25日(月)、初めて新潟県糸魚川(いといがわ)市を訪れた私たちは、駅前のホテルジオパークをチェックアウトし、糸魚川駅からえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインで、親不知(おやしらず)駅へ移動しました。目的は、ヒスイ探しです。
私たちは偶然、NHKの『ドキュメント72時間 新潟 ヒスイ探しの海岸で』という番組を見て、海岸でヒスイ探しができることを知ったのです。糸魚川市がヒスイの産地だとは知っていたのですが、誰でも宝石の一種であるヒスイが見つけられるなんて! 私たちも行ってみたい!ということで、今回の糸魚川訪問となりました。でも具体的な海岸の場所や名前が、番組では伏せられていたのです。一体どこなんだろう??
番組に登場する海岸には、高速道路の橋脚が海の中にも伸びていました(道路を造る余裕が陸地にない特殊な場所=親不知?)。何かの施設のような建物も映っており、取材陣の駐車や食事やトイレのことを考えると、撮影があったのは「道の駅親不知ピアパーク」周辺の海岸ではないかと推理。
前日、糸魚川駅前の観光案内所窓口で、ヒスイ拾いについて尋ねた時、車のない私たちには親不知海岸がいいと勧められた場所でもありました。駅からピアパークまでは約15分かかりますが、これ位なら大丈夫かな。
歩いていてまず感じるのが、平地の狭さ。限られた土地に道路や鉄道、高速道路(北陸自動車道)が密集しています。山が海まで迫っているためなのですが
この山は、飛騨山脈(北アルプス)の北の端。親不知周辺の断崖絶壁は、飛騨山脈の最北端が、日本海によって侵食されてできたものだそう。
道路や鉄道(複線化になってます!)建設の苦労がしのばれました。
大きなウミガメが出迎えてくれる道の駅
目的地の道の駅は、この大きな道路(新潟市と京都市を結ぶ国道8号線)と北陸自動車道の高架下を横断したところ(ちなみに線路は、私たちの道路の下)。
この時はまだ朝が早くて(8:04に親不知駅に到着)、車があまり通ってなくて助かりました。
やっとたどり着いた道の駅。大きなウミガメ親子の像が、出迎えてくれました。とても目立っていたのですが、それもそのはず、世界一のブロンズ製ウミガメ像で、「ミリオン」という名前もあります。全長6m、重量は5tというからすごい。
なぜウミガメ像があるのかな?と思っていたら、面白いパネルを夫が見つけてくれました(ウミガメの表情がかわいい!)。ウミガメの恩返しで、優しい漁師さんは大漁に恵まれたという「親不知伝説」。気が利く漁師さんは、漁船にお酒も常備しているとは! 美味しいお米からできる美味しい日本酒を飲めば、ウミガメも気持ちよくなりそうです。浦島太郎でなくても、ウミガメには親切にしたくなるのかな。心温まるお話でした。
コメントを残す