親不知駅で、ガチ勢に遭遇!
2024年3月25日(月)、初めて新潟県糸魚川(いといがわ)市を訪れた私たちは、駅前のホテルジオパークをチェックアウトし、糸魚川駅からえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインで、親不知(おやしらず)駅へ移動しました。目的は、ヒスイ探しです。
私たちがヒスイ探しに糸魚川へ来るきっかけになった、NHKの『ドキュメント72時間 新潟 ヒスイ探しの海岸で』という番組には、普通の服装でのんびり海岸を探す人たちもいたのですが、かなり気合の入った装備で参戦!している常連さん(プロ?)と思しき方々もおられました。
濡れてもいい服装や、水中でも狙った石を拾える長い棒つきお玉(自作?)など、皆それぞれ工夫されていたのですが、他の観光地もめぐる2泊3日の旅で、北陸新幹線やサンダーバードで帰る身としては、ヒスイ拾いだけのためにかさばる長靴は持っていけません。棒つきお玉(ネットで調べると「ヒスイ棒」という名前らしい)を自作する時間もなし。
まぁ普通の観光客は、普段着でヒスイ拾いに行くだろうと思っていたら、親不知駅の待合室で、釣りに行くような服装(「ウェーダー」というらしい)や長靴に着替えている親子連れらしき2人組を見てびっくり。私たちのようなお気楽夫婦とは、心構えからして違うみたい。ちなみに本格装備を目指されているなら、こちらのサイトなども参考になります。
石が多い親不知海岸をひたすら探す
親不知駅から、道の駅親不知ピアパークに歩いて移動し
ウミガメ「ミリオン」の銅像付近にある階段から、海岸に降りてみました。
最初は砂浜が続くのですが
波打ち際が近づくと、小さな石ばかりの浜になりました。これがとても歩きにくいし(足が疲れる)、靴の中に小石が入って足が痛くなる。でも間違いなく、テレビで紹介されていた海岸でした。この島は「投げ岩」と呼ばれ、大国主命と赤鬼が力比べをした際、大国主命が投げた岩。ちなみに勝負は彼が勝ちました。
背後に見えるのは、北陸自動車道の親不知ICのようです。
この海岸から、ヒスイは見つかるのかな? ヒスイはキラキラ輝くようですが、今日は曇りなので期待できません。海の中に入ってヒスイを探している人が、何人かいました。
3月下旬でお彼岸は過ぎているとはいえ、新潟県ではまだまだ冬景色。海の中は冷たそう。
川の上流から流れてきたヒスイの原石が、川に流され海に散らばり、それが波によって海岸に流れ着くので、波が荒い冬の方が、ヒスイが見つかる確率が高いのだとか。でもやっぱり寒い! かがむから腰が痛い!
昨日観光案内所でもらったパンフレットの写真で、拾ったきれいな白い石(ヒスイは白い石の方が見つかりやすい)を見比べるのですが
私たちが見つけた石は、ヒスイじゃなくて石英みたい。結局親不知海岸を、うろうろ1時間以上さまよいましたが、ヒスイらしい石には、ついに出会えませんでした。でも子供の頃のように「宝物」を探し求めた時間は、とても素敵な時間でした。
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