京都の西山善峯寺参拝記2  白山桜あじさい苑の紫陽花に感動! 8,000株の大迫力と美しさ

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昔訪れた時にはなかった名所

2024年6月22日(土)、紫陽花が見頃の、京都市西京区にある善峯寺(よしみねでら)へ行ってきました。

1時間1本のバスに乗り(しかもかなりの混雑)、急な坂道や階段を上り、やっと観音堂(本堂)に参拝した後は

京都の西山善峯寺参拝記1  アクセスが悪いけれど新緑と紫陽花が美しい観音霊場

2024年6月22日

いよいよ念願の紫陽花見物です。目指す「白山桜あじさい苑」は、

鐘楼堂や多宝塔などを通り過ぎた場所にあるのですが

あじさい苑に行くまでにも、紫陽花が美しく咲いているし

京都市街を一望できたりして、楽しみながら歩きました。

あじさい苑は境内の北端。以前私が学生時代に訪れた時には、紫陽花の評判は全く聞かなかったのです。石碑に刻まれた文字によると、平成13年にできたとのこと。春にはしだれ桜が咲き乱れるそうで、元々有名だった紅葉に加え、春や夏にも見どころができたというわけです。そういえば同じ西国三十三か所観音霊場の寺院で、紫陽花で有名な宇治の三室戸寺も、紫陽花だけでなく、最近はしだれ梅の梅林を造るなど、どこも工夫されていますね。

幸福地蔵から見る絶景もよし、近くで花を見るもよし

「白山桜あじさい苑」には、約3,000坪もの広大な斜面に、8,000株の紫陽花が植えられています。

白山権現を祀る白山社が、山の中腹にあるため「白山桜あじさい苑」と名付けられたようでした。

訪れた人がまず立ち寄るのが、この「幸福地蔵」を祀るお堂。ここからの景色が絶景なのですが

まずは地蔵に参拝して、自分以外の幸福を祈ってから

ゆっくりと絶景を堪能しましょう。

新緑の合間に、色とりどりの紫陽花の花。

そして苑内を行き交う人々の姿。家族連れや犬を連れている人も多く、皆思い思いに散策されています。

広い苑内を見渡した後は、やはり近くで花を見てみたいもの。

昔はこんなに多様で華やかな色があったかな? 品種改良のせいかな?

実は紫陽花は、『源氏物語』や『枕草子』などの平安文学にはまったく登場しません。昔はもっと地味だったからかな? 光源氏の住む六条院の「夏の町」にも、紫陽花は植えられていないのです。

今の紫陽花たちを見たら、紫式部や清少納言はきっとびっくりするだろうなと思いました。

白山名水を頂く

あじさい苑の一画に、名水が湧き出していました。

「白山名水」と呼ばれ、藤原道長が亡くなった翌年に善峯寺を開いた源算上人が、写経に使ったのだとか。

神聖な雰囲気のある場所です。写経に使われたという水ですが、広い境内を歩き回ったのでとても疲れており、飲み水に使わせてもらいました。乾いた喉にしみとおる、甘露のような水でした。

広い境内には、まだまだたくさんの見どころがあります。この水を飲んでもうひとがんばり、散策を続けましょう。

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