夏の風物詩・バイカモの群生地へ
2024年8月1日(木)、読売旅行のミステリーバスツアーに参加しました。
というツアーで、大人1人12,990円。昼食を終え、最初の目的地・ひまわり畑は鳥に食べられ無惨でしたが、
次の目的地で見るバイカモに期待しつつ、バス移動です。でも事故現場に遭遇し、また渋滞に巻き込まれてしまいました。
バスが到着したのは、滋賀県米原市の醒ヶ井(さめがい)駅前の駐車場。
駅の名前は「醒ヶ井」駅ですが、私たちの目的地は駅ではなく、
そこから徒歩で10分ほど歩いた場所にある、バイカモの群生地として有名な中山道「醒井宿(さめがいじゅく)」。
バイカモ(漢字は上の写真の表記)だけでなく、地蔵川の清流や伝説の名水、
絶滅危惧種の淡水魚・ハリヨが棲息する場所としても知られているそうです。
バイカモ群生地の地蔵川に出会うまでには、ヴォーリズが設計した旧醒井郵便局舎(米原市醒井宿資料館)があり、大正時代の香りを感じることができました。国の登録有形文化財です。
清流地蔵川とバイカモ
やがて、橋が見えてきました。
やっと地蔵川とご対面です。川を見ながら歩いていると、白い小さな花が、ちらほら咲いていました。
これがバイカモ。初めて見ました。
清流の中に咲いているので、まさに水中花。
地蔵川の水に触れてみると、とても冷たい! 水温は年間を通じて、15℃程だそうです。このような冷水(しかも流れている水)でないと、バイカモは育ちません。
炎天下の中、歩いてここまでやってきたので、清流を見ているとホッとします。可愛い水車もありました。
望遠レンズを持ってないので、川に落ちないかひやひやしながらアップの写真を撮りました。確かに花弁が5枚あり、梅の花に似ています。
ピンクの花は百日紅(さるすべり)の花だそう。まるで紅梅のようで、いいアクセントでした。
宿場町の面影残す風情ある町並み
醒井宿では、ついつい地蔵川の中ばかり注目してしまいますが
中山道の宿場町の面影を残す町並みも、なかなか趣があります。
自由時間が僅か50分間なので、あまりゆっくりもしていられないのですが、
醒井宿を公用で通行する大名や役人に人馬の手配をしたり、荷物積替えの引継事務をする場所である「問屋場(といやば)」が残っているので、見学しました。
かつて醒井宿には、人馬を提供・手配する問屋が7軒あったそうですが、現在残っているのは旧川口家住宅(米原市醒井宿資料館)のみ。
完全な形で宿場に残っている問屋場は、全国的にも珍しいのだとか。
和傘や燈籠が飾られて、こちらも涼し気。大名行列などが到着すると、たくさんの人馬で賑わっていたのだろうなと思いました。
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