兼六園のシンボル・ことじ灯籠
2024年9月26日(金)、夫と金沢へ。金沢は今年の春(4月20~21日)にも訪れたのですが、今回はその時に訪れることができなかった場所を中心に、観光することに。
そしてその最たるものが、兼六園でした。金沢に行く観光客が、必ず訪れる場所と言ってもいいのですが、私たちはかなり以前に、雪の兼六園を一度訪れたきり。雪のない兼六園は、まだ行ったことがありません。まず兼六園発祥の地・瓢池(ひさごいけ)や噴水、黄門橋などを見てから
兼六園と言えば、誰もが行きたくなるスポット、ことじ灯籠を目指しました。兼六園の中心部である霞ヶ池北岸にあります。
見えました! これがことじ灯籠です。池の中に、片足だけが池の中に入っています。よく見ると、左右の足の長さが違いますね。
灯籠だけ眺めるのもいいですが、
近くにある石橋(虹橋)と一緒に見ると、虹橋が琴、二又の灯籠が琴の弦を支える琴柱に似ているところから、この名がついたそう。ちなみに「徽軫(ことじ)灯籠」が正しい表記。
この日は平日だったので、何とか橋の上に人がいない時間を狙って撮影できましたが、それでもこの橋の上で記念撮影する人たちがとても多かったです。
唐崎松と親不知
霞ヶ池の周囲には、他にも見どころがたくさんありました。
まず、ことじ灯籠と並んで兼六園のシンボルの1つなのが、冬の風物詩「雪吊り」です。その雪吊りが最初に行われるのが、この「唐崎(からさきの)松」。
園内一の枝ぶりを誇るこの黒松は、日本最古の噴水を造ったり、この霞ヶ池を掘り広げたりして兼六園を整備した加賀藩第12代藩主・前田斉泰(なりやす)が、琵琶湖の景勝地・唐崎(唐崎の松で有名)から種子を取り寄せた松。
池には「蓬莱島」という、亀の形をした島もあるのですが、
個人的に面白かったのは、霞ヶ池と栄螺山(さざえやま)の間にある、やや細い道。
実はここ、「親不知(おやしらず)」という場所。あの北陸道一の難所、親不知海岸の断崖絶壁と、日本海を表現しているのです。
参勤交代の時に通った難所を、自分の庭園に造るというのも面白いですね。ちなみに前田家の参勤交代の際は、親不知周辺から400~500人の波除(なみよけ)人夫が集められ、彼らが人垣を作って波を防いだのだとか。まさに「人間の盾」!
眺望台
次に訪れたのは「眺望台」。
内灘砂丘や能登半島、卯辰山や白山山系が見える場所なのだそうですが
向こうにうっすらと見えているのが、砂丘かな? 確証が持てません。ちなみに「兼六園」というのは「宏大・幽邃(ゆうすい=景色などが奥深く静かなこと)・人力・蒼古・水泉・眺望を兼ね備えた名園」という意味だとか。
具体的な地名はわからなかったけれど、この眺望台からは、確かに兼六園の6つの長所(六勝)の1つを堪能できました。
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