金沢カレーの老舗・ターバンカレー総本店
2024年9月28日(土)、金沢旅行2日目です。金沢21世紀美術館で現代アートを鑑賞した私たちは、
13:00からの美術館の目玉作品・スイミング・プール地下部分鑑賞まで少し時間があったので、昼食を摂るため一度美術館の外に出ました(チケットを見せれば、再入場は可能です)。
向かったのは、美術館へ行く途中に見つけた、ターバンカレー総本店。
私たちは今年の4月、初めて「金沢カレー」というものを食べたのですが
ターバンカレーも、金沢カレーの老舗の1つ。現在は、ゴーゴーカレーグループに吸収されていますが(ゴーゴーカレーは姉妹店のようです)、お客の絶えない人気店。ただ、スタッフの女性たちがとてもテキパキしていて、並ぶことなく入店することができました。
私たちが注文したのは、ロースカツカレー(小1=850円、中2=900円×2)。
金沢カレーの特徴通り、ステンレスの皿とフォークで提供され、キャベツの千切りがご飯の上に載っています。ルーも濃厚で、ややスパイシー。カツにもソースがかかっていました。美味しかったし、私は中サイズを頼んだのですが、ボリュームもちょうど良かったです。
栄光の旧制第四高等学校
ターバンカレー総本店のある一画は
「百万石通り」と呼ばれる大きな道が通っています。カレー店の対岸を見ると
レンガ造りの素敵な建物がありました。一体なんだろうと、道路を横断して近寄ってみると
「石川四高記念館」「石川近代文学館」の看板が。この建物の中に2つの施設が併設されているのです。
「四高(しこう)」とは、明治時代に設立された旧制第四高等学校(今の金沢大学の前身)。開校に際し、前田家が多額の寄付をしたそうです。
この建物は本館ですが、貴重なレンガ造りの初期公立学校であるとして、重要文化財に指定されています。内部見学したかったのですが、地震の影響なのか、安全確保のため臨時休館中。
卒業生には西田幾多郎(哲学者)、井上靖(作家)などの他、以前訪れた台湾の烏山頭(うさんとう)ダムを建設した工学者・八田與一(はったよいち)もいました。
皆、古き良き時代の、バンカラな青春を送っていたのかな。この石碑に刻まれているのは、四高の応援歌「南下軍の歌」という物騒なタイトルの歌で
京都の旧制第三高等学校(京都大学の前身)との対抗試合が盛んだったので、作られた歌なのだとか。
レンガ造りの建物の背後には、いしかわ四高記念公園があって、観光客もあまりおらず、のんびり休憩できました。
クラフトビア金沢に遭遇
公園を歩いていると、何やらイベントが行われている一画がありました。
看板を見ると、「クラフトビア金沢」と書かれています。ドイツのオクトーバーフェストみたいなものかな? と覗いてみると
日本各地のクラフトビール(小規模な醸造所で、職人技で作られたビール)が勢ぞろいしているようで
なかなかの人出です。せめて一口飲みたいなと思ったのですが
チケット制で、専用カップも購入しなければならず、店には行列もできていたので、今回はパス。でも楽しい祭りの雰囲気を感じることはできて、良かったです。
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