鯰尾兜のあいまるくん
2024年9月29日(日)、今日は夫の希望で、輪島市の伝統芸能・御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)を聞くため、石川県能美(のみ)市で開催される「国際交流ひろば」に行く日です。
私たち3人は、能美市を訪れるのは初めてです。まず、IRいしかわ鉄道で、金沢駅から能美根上(のみねあがり)駅へ。
IRいしかわ鉄道の車両に描かれていたマスコットキャラクター(あいまるくん)が、
鯰尾兜(なまずおかぶと)を被っているのに、この日気が付きました(今まで何回か乗っていたはずですが)。
これも昨日、金沢城で鯰尾兜を被っている前田利家公の銅像を見たからでしょう。
前田利家公の幼名「犬千代」にちなんだ、可愛い柴犬のキャラクターでした。
高校野球ファンには感動の駅?
能美根上駅で降りると、どこかで聞いたようなメロディーが流れてきました。
どうも夏の甲子園で流れている曲のような気がするけれど、でもここは、兵庫県西宮市の甲子園駅(阪神電鉄)ではありません。しかも今は9月末。夏の甲子園はとっくに終わっています。
私の空耳かな? 聞き間違いかな? と思いながら歩いていると、改札口を出たところに
こんなパネルが! やはりあのメロディーは、夏の高校野球で流れる「栄冠は君に輝く」でした。作詞した加賀大介氏が、能美市出身だったのですね。
そしてあのゴジラ松井選手も、能美市出身でした。
駅から伸びる通りには「ホームラン通り」という名が付けられていますが
松井選手のプロ野球入りを機に、駅の東に延びる商店街を「ホームラン通り」と名付け、日々の活躍を応援してきたようでした。愛を感じます。
なお、ここから車で10分(徒歩だと約45分ほど)の場所には、松井秀喜ベースボールミュージアムがあるそうですが(駅に「お勧めスポット」の1つとして紹介されています)、
今回は時間の関係で行くことができませんでした。
ちなみにこのミュージアムに行く途中、駅名の由来となった「根上(ねあがり)の松」もあるそうです。
源平合戦や源義経逃避行の舞台にもなっているんですね。
能美根上駅は、アートな駅
この駅でもう1つ驚いたのが、無人駅なのに駅が大きくきれいで、アート的な要素が盛り込まれていること。
東西両階段には、九谷焼で「九谷五彩」と称される、「赤・黄・緑・紺青・紫」5色の水玉が描かれています。
晴れた日には、白山も良く見えるそうですが
残念ながら、今日はこんな感じ。
でも、外壁の展示窓で面白いものを発見できました。えっ? バルタン聖人? と思わず二度見してしまい、
他の展示窓もよく見ると
懐かしの怪獣たちや、ウルトラマンシリーズのヒーローたちがいたのです。カネゴンやピグモンが可愛い!
ウルトラマンシリーズの脚本を手掛けた佐々木守さんが、能美市出身だったのですね。この「九谷焼ウルトラマンシリーズ」はなかなか好評のようで、絵付体験や通信販売も行っているのだとか。
2021年4月にリニューアルオープンした能美根上駅は、外観も駅周辺も立派で、なかなか面白い駅でした。
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