初冬のソウルを食べ歩く12  青瓦台の本館内部拝観記

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広すぎる青瓦台 本館も広い!

2024年12月6日(金)、長女の希望で韓国の元大統領府・青瓦台(せいがだい チョンワデ)を訪れた私たち。

2022年に大統領府が移転したため、広く一般公開されたのです。

初冬のソウルを食べ歩く11  2022年に一般公開された青瓦台へ!

2025年1月3日

これが公開初日の写真です。この日だけで、約26,000人が訪れたのだとか。

青瓦台を一般交換したのが、2024年12月から世界を騒がせている、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領で、青瓦台は「帝王的権力の象徴」だと記者会見で述べたそう。

初冬のソウルを食べ歩く1  戒厳令とBooking.comにハラハラさせられたソウル行き

2024年12月24日

この建物は1991年に建てられたそうですが、「権威的な外観」で国民との距離が隔たるという意見もありました。そのためか、受付で渡された日本語パンフレットには「青瓦台、国民のもとへ」と書かれていました。

それ以外にも、「広すぎて実務に適していない」らしい。敷地面積は253,504㎡で、東京ドーム5.5個分! 本館も広くて、青い瓦は15万枚あるそうです。

私たちはとりあえず、本館だけ見学しましたが

入口を一歩入ったところから、圧倒されてしまいました。外国からの賓客を、ここでもてなしたのですね。この場所は、ニュースで見たことがあるかも。

赤じゅうたんがすごい!

階段では、「立ち止まらないで」と何度も注意がありました。安全に配慮されています。

朝鮮半島の地図を描いたタペストリーも、見ごたえがありました。

各部屋の様子

2階でまず訪れたのが、接見室や会議室として使われた集賢(チッピョン)室

ここもニュースなどで、見たような記憶があります。下は隣接する、大統領執務室。

大統領の机の近くに地球儀があって、本当にイメージ通りの部屋でした。壁には大統領の徽章が貼られており、左右には国旗と大統領旗。現在の大統領執務室の、6倍の広さだそう。

個人的に面白かったのが、廊下の各所にあったコンセント。こんな所まで気を抜かず、ゴージャスです。「神は細部に宿る」という言葉を、思い出しました。

2階の階段ホールの天井をよく見ると、星座が描かれています。もしかしたら、陰陽師・安倍晴明さんも見ていた、中国伝来の星座が描かれているのかな?

1階に戻り、まずは無窮花(ムグンファ)室へ。歴代大統領夫人(ファーストレディ)の空間。

初代大統領・李承晩(イスンマン)の夫人は、ウィーン生まれのオーストリア人なんですね。

執務室や接見室も。2階の大統領執務室や、接見室と比べると、こじんまりしていますね。

上は仁王(イナン)室。懇談会や小規模の宴会場として使われました。かなり西洋風。

歴代大統領の肖像写真がずらりと並ぶこの部屋は、世宗(セジョン)室。

個人的には一番印象深い、金大中(キムデジュン)氏も、もちろんいます。下の写真左から2人目。韓国人初のノーベル賞(平和賞)受賞者でもあります。

ここでは、国務会議が開かれていました。

韓国の歴史を動かす、重要な時間が流れていたんですね。

授与式や任命式、共同声明発表などに使われた忠武(チュンム)室。

1階のコンセント。右と左では、ゴージャスさの度合いが違うのは、なぜでしょう? 設置された時代が違うのかな?

と色々考えたり、感心したりしながら、青瓦台を後にしました。予想以上に面白かった場所なので、時間があれば、ぜひ観光コースに加えることをお勧めします。

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