益善洞には歴史的な建物がいっぱい!
2024年12月7日(金)、ソウル滞在3日目です。この日は私たちの宿・イビスアンバサダーホテル仁川洞(インサドン)から、長女お勧めのカフェがいくつもある梨泰院(イテウォン)を目指し、そこで朝食を摂る計画でした。
梨泰院エリアは、ホテルから徒歩では移動できない距離なので、まずは最寄り駅の地下鉄3号線安国(アングク)駅へ。
この辺りには、韓国初の小学校である校洞(キョドン)小学校(朝鮮王朝時代の1894年設立)があったり(第4代大統領も卒業生)
高校日本史で登場する、朝鮮王朝末期の王族政治家・大院君(国王高宗の父)の住居だった
雲峴宮(うんけんきゅう ウニュングン)があるなど
歴史を感じる場所でした。
ソウル地下鉄の駅で驚いたこと
安国駅の入口です。
この地下鉄のホームドアには、たくさんの人物の写真。
写真の雰囲気からして、朝鮮独立運動家の人たちかな?
後で調べたところ、北村(プクチョン)と仁寺洞(インサドン)など、3・1独立運動の拠点をつなぐ安国駅を、5年前にソウル市が「独立運動テーマ駅舎」と指定してリニューアルしたとのこと。このオブジェに刻まれているのも、独立運動家の名前かもしれませんね。
これにも驚いたのですが、もう1つ驚いたのは、3号線から6号線に乗り換えた薬水(ヤッス)駅で見た、このロッカー棚。どうやら、防護服や酸素ボンベなどの入った「救援物資保管庫」のようです。
2003年、韓国の大邱(テグ)市で発生した地下鉄放火事件(192人死亡 148人負傷)後、韓国では地下鉄全駅に設置されたそう。私たちが乗った地下鉄では、車内の液晶ディスプレイで非常時の行動マニュアルが放映されていましたが、これもこの事件の影響のようです。日本ではこのような映像や保管庫を見たことがないのですが、私が気が付いていないだけなのかな? とにかく、二度とあのような災害は起きてほしくないですね。
梨泰院アンティーク家具通り
目指す梨泰院駅に到着。
所要時間は、大体25分ほど。
梨泰院と言うと、2023年10月29日(ハロウィーンの2日前)に起きた雑踏事故(死者159人 負傷者196人)を思い浮かべるのですが、長女は『梨泰院クラス』というドラマを見ていて、その舞台で興味があったようでした。
残念なことに、梨泰院では飲食店を訪れることはなかったのですが、その代わり、アンティーク家具の店をいくつか見ることができました。
この辺りは「梨泰院アンティーク家具通り」と呼ばれ、韓国で初めてアンティーク家具を販売し始めた場所なのだとか。
1960年代に、近くの米軍基地で勤務していた軍人たちが本国へ帰還するときに、使っていた家具を出していたことからこの通りの歴史が始まったそう。
現在は、100店舗以上が営業しているそうで、今まで歩いてきたソウルとは違う、ヨーロッパ風の街並みが新鮮で面白かったです。
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