弘法大師も見落とした?秘境・見残し海岸に上陸!
2024年12月29日(日)、初めて土佐清水市の竜串(たつくし)を訪れた私たちは、バス停から近い竜串観光汽船のグラスボートに乗り
見残し海岸へ上陸しました。
地図で見ると、あまり実感できませんが、歩いて行くのはあまりにも難所であり、(多分)弘法大師も見残したのではという意味で命名されたとか。今ではグラスボートで楽々行けるので、ありがたいことです。
最初に船長から、見残し海岸の簡単なレクチャーがありました。
その後、見残し海岸の散策を終えた観光客を乗せて、船は竜串へと戻ります。船が再びここに戻ってくるまで、私たちは自由散策。次の船の時間が12:50なので、レクチャー込みで散策時間は40分です。
それにしても海が青い! そして海岸にある奇岩の数々も素晴らしく、弘法大師が悔しがるような絶景ばかりでした。
不思議なハチの巣状の岩
まず誰もが驚くのが、この海岸にある岩の姿。
あちこちが、ハチの巣状になっています。今にもハチが、飛び出してきそう。
こちらは、植物の細胞の断面のようにも見えます。
こういう不思議な形の岩が、ごく普通に、海岸沿いにごろごろありました。
波に洗われる砂岩に塩の結晶ができ、それが成長して砂岩に穴を開けたため、このようなハチの巣状の岩になったのだとか。本当に不思議ですね。
足を滑らせたら絶対落ちる、怖すぎる道
不思議な岩と共に、インパクトが強かったのが、足元の悪さです。昨日も足摺岬の「アロウドの浜」の石ころだらけの海岸にギブアップでしたが
ここはまず、怖い。
「波の花道」という、海底のさざ波の痕跡が固まって化石のようになったものが、地殻変動によって隆起した「化石漣痕(れんこん)」が見られるのですが
一歩間違えば、確実に海に落ちます。
バランス感覚の悪い私は、足元と前を見るのに必死で(夫は割と平気)、
岩の模様どころではありません。無理無理無理!
まるで犬の〇〇! でも正体は
半泣きで進んでいくと、面白いものがありました。
1つは「つづみ岩」。まるで鼓のように、叩くとぽんぽんと音がしました。不思議です。
そしてもう1つがこれ。
白い岩の上に、何やら赤褐色の塊のような、犬の落とし物のようなものが。
決してマナーの悪い飼い主がいたのではなく、実はこれ、アナジャコ類の巣が化石になったものというから、驚きです。
なぜアナジャコの巣穴が化石になったのか、そしてまだまだ続く見残し海岸の見どころの数々は次回でご紹介します。お楽しみに。







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