サンゴ博物館の廃墟に遭遇
2024年12月29日(日)午後、竜串海岸の散策を終えた私たちは
高知県立足摺海洋館SATOUMIへ行くことにしました。
グーグルマップによると、大竹小竹からの最短ルートは、竜串海岸遊歩道をそのままどんどん進むコースですが、下調べをしていなかった私たちは、遊歩道が岬の反対側まで通っていることも知らず、途中で道がなくなってしまっても大変だと思い、再び元の場所へ戻り

貝類展示館「海のギャラリー」や

「海ギャラテラス」の一画にある、昼食を摂った
「カワクボチヒロ」の前を通り
結果的には少し大回りして、足摺海洋館へと向かいました。

しかし大回りしたおかげ?で、面白いものを見つけました。まるで竜宮城のような、不思議な建物。でもどう見ても、廃墟のようです。一体ここは何だろう?

看板が落ちています。どうやらここは「サンゴ博物館」という建物だったようです。1階が売店や喫茶・レストラン、2階3階がサンゴの展示コーナーらしいことが読み取れました。

ネットで調べてみると、高度経済成長期の1973(昭和48)年12月20日に、文部省指定博物館に認定されましたが、2007(平成19)年11月に閉館したのだとか。

まだ海外旅行が身近でなく、国内旅行が盛んだったころは、竜串の観光客が、たくさんここに来ていたのでしょうか。廃墟としては美しい部類だと思うのですが、土佐清水市はこの建物の取り壊しと跡地活用案について、地元住民や関係者の意見を聞きながら検討しているそうです。とは言っても、取り壊すのにもお金がかかる「負の遺産」なので、すぐに取り壊すこともできないのではと思っています。台風など自然災害での崩壊や、不審火による火災で、周囲に迷惑が掛からなければいいのですが。
桜浜遊歩道と、竜串ビジターセンターうみのわ
サンゴ博物館を通り過ぎると、またまた見覚えのあるこの看板!

桜浜についての説明でした。

後で知ったのですが、竜串海岸の遊歩道は、「大竹小竹」を過ぎた後、ここに繋がっているのですね(でもどのくらい歩きやすいかは不明)。

海水浴場にもなっている桜浜の側を通る桜浜遊歩道は、

とても歩きやすくて快適な道。まだ新しいなと思ったら、2020年に完成した道なのだとか。

足摺海洋館への途中には、「足摺宇和海国立公園 竜串ビジターセンターうみのわ」という施設がありました。

ここも2020年に完成した新しい施設で、入場は無料。観光案内や休憩などに使えます。

「うみのわ」という名前には、「竜串の海と人、自然と人、人と人を『つなぐ』」という思いが込められているのだとか。

今まであまり知らなかった、土佐清水のことについて

パネルなどで詳しく学べました。

海の恵みと森の恵みが密接につながっていることもわかり、無料なのにとても充実した、居心地のいい場所でした。
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