小野市出身の有名人と言えば
2025年4月6日(日)、兵庫県小野市の「おの桜づつみ回廊」へお花見に行きました。行きは神戸電鉄粟生(あお)駅から歩いて「おの桜づつみ回廊」へ行ったのですが、帰りはシャトルバスで小野市役所へ。
市役所は2020年に移転したというまだ新しくきれいな建物で、シャトルバスを降りた後、トイレを借りることもできました。市役所の扉に貼ってあったポスターを見てびっくり。

陸上競技の中・長距離種目の第一人者・田中希実(のぞみ)選手が起用されていました。小野市出身で、高校進学までは小野市の小中学校に在籍。兵庫県民の私たちも、応援しています!
八宝菜や海鮮ラーメンに舌鼓!
小野市役所からは、神戸電鉄小野駅まで歩きながら、途中見つけたレストランで昼食をとる予定でした。
所要時間は約30分。グーグルマップには、途中何軒かレストランマークが出ていたのですが、ベーカリーだったり、待ち時間が長そうなラーメン屋だったりでなかなかいい店が見つからず、
小野駅に近い、台湾料理・味香園でやっと昼食。

ちょうど昼時を過ぎていたため、店は空いてました。元はコンビニだったそうで、広い店です。

30分ほど歩いたし、この日は少し暑かったのでまず生ビール(450円)と八宝菜(790円)。八宝菜が美味しかったので、もしかしてこの店は当たりかな?と思っていたら

メインの海鮮ラーメン(890円)も、期待通りとても美味しく、大満足でした。
小野らしさ漂う小野商店街
私たちが乗る神戸電鉄粟生線がこの時間は1時間に1本しかなく、電車の待ち時間を有効に生かせないか考えていた時、偶然駅前に商店街があるのを見つけ、歩いてみることにしました。

アーケード完備の、かなり立派な商店街ですが、残念ながら全国の地方商店街同様、ここもシャッター通りと化していました。神戸電鉄の利用客も減少しているみたいなので、無理もないかな。

でも、商店街をよく見ると、その土地らしさがあるのです。例えばこの店。ガラス戸に「打刃物卸」と書かれていました。

旧播磨国に位置する小野市は、東隣の三木市と同様に金物で知られ、「播州鎌」は兵庫県の伝統的工芸品に指定されています。草刈鎌や大工道具、刃物など、今でも売れているのかな?

また小野市は、「播州そろばんの里」としても知られています。

商店街で営業している飲食店などには、そろばんをモティーフにした装飾が施されている店がありました。

飲食店やスポーツ用品店、学生服を扱う衣料品店と共に、結納用品を扱う店も営業されていました。冠婚葬祭が大事にされている地域なんですね。

昔ながらの道標もありました。左は、やしろ(社町=北播磨で有名な佐保神社)きよ水(西国三十三か所第25番札所の清水寺)へ六り(里)

右は、ぢやうどじ(浄土寺)へ三十丁 大深山(東福寺)へ二り(里)半 念仏講中」と刻まれています。江戸後期(文化年間)の建立なのだとか。道標があることを考えると、ここは昔、とても賑わっていたのかもしれません。

アーケードの向こうに見えるのは、兵庫県立小野高等学校。知らなかったのですが、江戸時代には「小野藩」があり、その藩校(帰正館)跡地に創建されたそうです。放送部が有名で、よく高校野球の開会式や閉会式で活躍しているし

神戸電鉄小野駅のホームでは、乗車マナー向上を呼び掛けたりするアナウンスを、小野高校など沿線の高校放送部が担当していて、それを聞くのもなかなか面白かったです。
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