気ままに芦屋散歩2  見どころ満載の芦屋神社(前編) 縁結びの祭神と印章塚

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芦屋神社の玉垣はすごい!

2025年2月9日(日)、同じ兵庫県にありながら、今まであまりよく知らなかった芦屋の名所旧跡を訪れる機会がありました。最初に、平安初期の歌人・在原業平(ありわらのなりひら)の父・阿保(あぼ)親王の墓と伝わる阿保親王塚古墳を訪れた後

気ままに芦屋散歩1  阿保親王塚古墳の不思議 被葬者は在原業平の父親?

2025年4月27日

山の方にある芦屋神社へ向かいました。

私たちは裏手の駐車場側入り口から入ったのですが、

ふと玉垣を見てびっくり。

玉垣を寄進した方のお名前と金額が書かれています。大きな玉垣は奉納料100万円が相場らしいのですが、それにしても金額が明記されているのにびっくり。自宅近くの神社の玉垣には、金額が書かれていなかったような気もするのですが。

とにかくびっしり並んだ玉垣は壮観でした。

祭神は縁結びの神

駐車場に進んでいくと、一面の雪。

2月だし、ここは山の方だし、雪なのも仕方ないですね。

でも先客の参拝者から、「桜が咲いてますよ」と教えてもらい、行ってみました。場所は表参道の辺りです。確かに早咲きの桜が咲いていました。

改めて、表参道から神社に参拝。祭神の天穂日命(あめのほひのみこと)は、国譲りの際に、天上の高天原(たかまがはら)から出雲国へ派遣された先遣隊の神。

六甲山の山頂付近に降臨し、出雲に赴いたという天穂日命を「天神」として崇め、六甲山を聖なる山とする芦屋の豪族が、六甲山を遙拝する神社をこの地に建てたのでしょうか。

縁結びの神でもあるようです。ハートが可愛い。

御朱印(500円)も頂きましたが、対応してくださった神職さん(らしき男性)が、全くの私服(というか部屋着)だったのにもびっくり。

珍しい印章塚

鳥居の近くに、「印章塚」という珍しい石のオブジェがありました。

1975(昭和50)年に建てられたそうなので、今からちょうど50年前のもの。

案内板に書かれているように、当時は人生におけるイベント(出生、結婚、死亡など)の届け出には、印鑑が絶対必要でした。銀行や不動産取引などでの印鑑の重みも、今の何倍もあったでしょう。それなのに印鑑があまり大事に扱われていないと、当時の宮司さんが感じたのですね。

大事に扱っていても、不要になった印鑑や死去した持ち主の印鑑を、どうしたらいいのかは大問題だったのでしょう。神社でお祓いして、こちらに納めてもらえれば安心ですよね。

法律が改正され、現在は出生届や結婚届では押印は任意だし、自治体によっては、死亡届が押印不要のところもあるらしい。印鑑は、当時と今ではどちらが大事にされているのかな? 時代の移り変わりを、少し感じた印章塚でした。

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