夏の釜山・新名所と食べ歩き10  南浦洞の老舗・ハルメ伽耶ミルミョン

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釜山の名物料理・ミルミョンとは

韓国好きの長女から釜山に誘われ、2025年7月18日(金)~21日(月)の間。釜山に行くことができました。今回の旅の目的の1つは食べ歩きですが、前回(16年前)にはなかった、新しい釜山の名所もめぐります。

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今日の昼食・ミルミョンを食べに行くことにしました。「ミルミョン」という料理を今回初めて知ったのですが、テジクッパやナッコプセと並ぶ、釜山の名物料理なのだとか。

釜山の夏に欠かせない、冷たい麺料理らしいのですが、韓国の冷たい麺料理と言えば、日本でもよく見かける「冷麺」しか思い浮かびません。一体どう違うのかな?と思って調べてみると

冷麺は北朝鮮発祥の料理で、ピョンヤンが本場。麺はそば粉と緑豆粉が用いられています。朝鮮戦争が勃発した1950年、北朝鮮から避難してきた人々が、故郷ピョンヤンの冷麺を再現しようとしました。しかし、麺の材料であるそば粉やつなぎのジャガイモは食糧不足で手に入らず、アメリカからの援助物資だった小麦粉を代用して麺を作ったのが、ミルミョンの始まり。

前回紹介した国際市場も朝鮮戦争に起源がありましたが、ミルミョンという麵料理にも朝鮮戦争の影響があるとは知りませんでした。

ハルメ伽耶ミルミョンで本場の味を

そんな私たちが目指したのが、「ハルメ伽耶ミルミョン」。1974年の創業以来、1日も休まずに麺を打ち続けているという、すごい老舗です。ちなみに「ハルメ」とは「ハルモニ」の釜山方言で、「おばあちゃん(特に母方の祖母を指すことが多い)」のこと。おばあちゃんの手作り食堂からスタートしたのかな。

南浦洞の路地裏にある、なかなか探すのが大変な店でしたが

日本語も書かれた看板がある、とても大きな店でした。

ミルミョン専門店だけあって、メニューも3種類しかないという潔さ。店のガラス窓に、料理の写真や日本語・中国語が大きく貼られているのが、とてもありがたいです。なかなか美味しそう!

人気店なので行列ができてないか心配でしたが、ラッキーなことに待たずに座れました。

私たちは3人なので、日本語でも紹介されているメニューを1種類ずつ頼もうと思っていたのですが、大餃子ができない(売り切れ?)と言われ、私と長女はミルミョン、夫はピビンミョンにしました。

テーブルの上のやかんには、お茶ではなく、牛骨と漢方を煮出した温かいスープが入っていて、これを飲んで料理を待ちます。このスープも美味しくて、疲れた身体に染み渡りました。

そしてお待ちかねミルミョン! 見た目も涼しそうなのですが、夏の釜山を半日歩き回ったので、すっきり冷たいスープが最高です。とても優しい味で、まるでシャーベットみたいです。

上に載っている赤いヤンニョムを警戒していたのですが、混ぜても辛くない! 麺ものど越しが良くて、本当に美味しい! はさみで麺を切って食べるのも、韓国っぽくていいですね。

夫が注文したピビンミョンは、汁の無いタイプ。こちらの方が、私には少し辛く感じられましたが、ピリッとしていて食欲をそそります。

ミルミョンもピビンミョンも、8,000ウォンで、合計24,000ウォン(2,672円)。今回は挑戦していないのですが、黄色いボトルのお酢を入れると、味変になるそうです。とても美味しかったから、また行って味変に挑戦したいな。

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