秘境・大牧温泉への道(後編)  新高岡駅から庄川峡遊覧船で大牧温泉へ!

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コンビニで富山らしいおにぎり発見!

2025年8月2日(土)、私たち夫婦はJRで大阪駅から新高岡駅へと移動し、「船で行く秘湯」として名高い大牧温泉(富山県南砺市利賀村)へと出発。人身事故によるサンダーバードの遅延というハプニングにいきなり見舞われましたが、北陸新幹線の臨時特急「つるぎ900号」で、無事に新高岡駅に到着しました。

秘境・大牧温泉への道(前編)  まさかの人身事故で大混乱の大阪駅から新高岡駅へ

2025年9月7日

新高岡駅からは加越能(かえつのう)バスで、庄川の小牧港へと向かいます(フリーきっぷの方が安い)。バスの出発時間は、12:48。これに乗り遅れると、次のバスは1時間後。14:30発の船には乗れません。なんとしてでも12:48に乗らねば。

もしも人身事故がなければ、新高岡駅には11:11に到着するはずでした。どこかのレストランでのんびり昼食を食べてバスに乗るはずだったのですが、到着が40分ほど遅れたし、駅構内や駅前には見事にレストランらしきものがない!仕方ないので、駅構内のコンビニで昼食&お土産を購入。

どうせなら、富山らしいものが食べたい!ということで、ます寿司やとろろ昆布のおにぎりをバスの待合所で食べ、12:48発小牧行きのバスに無事乗りこみました。

庄川峡遊覧船の小牧港で知る歴史

新高岡駅から小牧港(富山県砺波市)までは、

バスで1時間10分ほどかかります。バスを降りるとすぐに、庄川峡遊覧船の乗船場(小牧港)。

駐車場には、年代を感じさせる看板もありました。

看板によると、倶利伽羅峠の戦いで源義仲に敗北した平家の落ち武者が、温泉を発見したとか。

大牧温泉コース往復きっぷを購入し、船に乗るまで待合室で過ごします。

ここにも年代物の写真が! 実はこれから船で行く庄川峡は、小牧ダム建設によってできたもの。富山県出身の浅野財閥創業者・浅野総一郎が建設しました。1930年に竣工した当時は、「東洋一」と謳われたダムだったとか。

昔の大牧温泉の写真もあります。昔は河原に露天風呂もあったのですね。

庄川峡遊覧船で、大牧温泉へ!

いよいよ遊覧船に乗船。

小牧ダムの堰堤を見た後

船は反転して庄川の上流(南方向)に進みます。驚かされたのが、この建造物。

未完の橋? それとも廃墟? とにかく謎過ぎたので調べてみると、

1965年火災で廃された初代の利賀(とが)大橋(吊り橋)の東側の主塔でした。

私たちが今使っている橋も、いずれはこんな形になってしまうのかな?

現在の利賀大橋は、初代よりも2本奥(上流)の橋。

庄川の上流をずっとさかのぼれば、合掌造りで有名な五箇山集落や、岐阜県の白川郷に辿り着きます。

利賀大橋の下をくぐり

見えてきたのは、関西電力の大牧発電所。

ここから川の上流への一般車両は、通行禁止。庄川峡は地滑りの多発地点で、危険なのです。

発電所を過ぎると、やがて

見えてきました大牧温泉! いきなり旅館の桟橋に着岸せず

少し通り過ぎて

建物の全景を見せてくれるという、粋な計らい。

小牧港を出て約40分ほどで、ようやく大牧温泉に到着です。下船できるのは、旅館を利用予約している人だけ。それ以外の人は、この船でそのまま小牧港に戻るそうです。

自宅を7時に出て、到着したのが大体15時。この距離感、やはり秘境かな。

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