ランチコースは2時間 八坂本店には北邸と南邸、西邸があるので注意
2025年8月、京都で買い物をする用事があり、そのついでにちょっと(かなり?)贅沢なランチをすることになりました。選んだ店は、「京都祇園天ぷら圓堂(えんどう)八坂本店」。新鮮なネタを、熟練の板前さんが目の前で揚げてくれて、それをカウンター席で頂こうというもの。
当然予約が必要です。その日に急に思いついて、ちゃんと予約が取れるのかなと心配でしたが、希望時間枠が取れました。一番お手軽なランチコース(お昼の天ぷらコース「葵」)は2時間で、1人7,700円。サービス料は2,002円です。
建仁寺近くで「圓堂」と書かれた看板の店を見つけると、よく確認もせずに店に入ったのですが
名前を告げると、ここではないと言われ、目的地の「北邸」まで、外国人の女性スタッフが案内してくれました。
その時知ったのですが、圓堂八坂本店は、八坂通に面して3つの店(北邸、南邸、西邸)があったのです。私たちの行ったのは、西邸かな?(3店ともグーグルマップに出てきます)
揚げたての天ぷらと板前さんの説明が嬉しい
私たちは、北邸のお座敷カウンター席に案内されました。
掘りごたつ式なので、座ったり立ち上がったりするのが少々大変ですが、足がしびれることもなく、私たちの後から来た外国人カップルもスムーズに着座。カウンターで天ぷらを揚げてくれる板前さんは、英語も話せるのでした。
さて、お待ちかねのコースは
トマトとブロッコリーの冷製スープで始まりました。
最初の天ぷらは、とうもろこし。天つゆ、塩、緑茶塩が並んでいますが、料理ごとに、どれを使えばいいか板前さんが教えてくれました。
次に出たのが、エビのすり身。パン粉で揚げてあり、長崎名物のハトシを思い出しました。
続いて、クルマエビ。
盛り付け方が美しいですね。
この不思議な形の天ぷらは、川端五条にある麩の専門店「半兵衛麩」の生麩らしい。珍しい食感ですが美味しいです。
テレビ番組で見て、「半兵衛麩」本店に行ってみたいなと思っていたのですが、まさかここで食べることができたとは。
茄子かなと思ったら、ズッキーニの天ぷらでした。これも珍しい。
京都なので、茄子と言えば加茂茄子。大根おろしもたっぷりと。
京都の夏に欠かせない、ハモも登場。
シイタケのエビ詰め。これも美味しい。
まるで生きて泳いでいるようなアユにはびっくり!
板前さんの技が光ります。食べるのがもったいないほど。
こちらも夏を感じるブランド京野菜、万願寺とうがらし。辛味がないので、とても食べやすい。
おまかせ天ぷら11品の、最後を飾るのはアナゴ。
口直しのサラダ(上に載っているのはサツマイモ。茗荷入りドレッシングが珍しい)と
赤だし。
ご飯は、夫はかき揚げ丼
私はご飯とかき揚げにしてみました(選べます)。
デザートはパイナップルのシャーベット。もうお腹がいっぱい。大満足。
料理もさることながら、板前さんの所作や心遣いが本当に素晴らしくて(お見送りまでしてくれました)
色々なお話を聞くのも楽しくて、サービス料を払うのも納得。たまにはこういう経験も、いいものですね。





コメントを残す