侮れない「森のカフェ」
2025年11月20日(木)、久々に京都を訪れました。最初の目的地は、京都府立植物園。園内の「なからぎの森」で紅葉を楽しみ、
これで今日の目的の半分以上は達成できたのですが、広い植物園(甲子園球場の約6個分!)には他にもたくさん、見どころがあったのです。
なからぎの森を堪能した私たちは、次に観覧温室に(ついでにトイレにも)行こうと思っていたのですが、植物園は9時開圓なのに、温室は10時にならないと開室しない! 焦って他のトイレを探し、その近くにあったのが「森のカフェ」でした。
この日はまだコーヒーを飲んでいないので、ここでコーヒータイム。
窓が大きくて日当たりも良く、緑の芝生を見ながら頂くコーヒーはなかなかいいものです。
植物園らしい、まさに「緑の中のカフェ」でした。平日の朝は空いていたけれど、休日は混んでいるのかも。
入室する前からトロピカルムード満点の観覧温室
「森のカフェ」で休憩し、開室直後の観覧温室に向かいました。
温室の前にも池があり
11月も下旬だというのに熱帯スイレンが咲いていました(水を温めているのかな?)
オオオニバス(交雑種)も熱帯っぽい。
そして「世界最大の花」ラフレシアのホルマリン漬け! 本物の花は、ハエに受粉をしてもらうため、腐った肉のような臭いを放つそうですが、いつか本物の花に出逢うチャンスはあるかな?
珍しい木々と美しい花々
開室直後の観覧温室は、歩道が濡れていて(水をやった直後?)少し歩くのに注意が必要でしたが、普段なかなか見る機会がない植物に出逢うことができました。
ビャクダン(白檀)は、お香でしか知らなかったし
お釈迦様が亡くなられた時、傍らにあったというサラノキ(沙羅双樹とは別らしい)も初めて見ました(多分)。
南国に行くとよく食べるドラゴンフルーツや
大好きなチョコレートの原料になるカカオの花や
実も(もう少し大きくならないとカカオらしくないかな)見ることができました。
この、一見バオバブに似た木は「アアソウカイ」という名前で、ちょっとふざけた名前かなと思っていたら
原産地のマダガスカル島が、アジア(亜細亜)とアフリカ(阿弗利加)の植物相の接点になるため「亜阿相界(アアソウカイ)」と名付けられたそうです。誤解してました。バオバブの仲間ではなく、キョウチクトウ科で、サボテンに似た性質だとか。
奇妙な名前と言えば、その名も「キソウテンガイ(奇想天外)」。別名ウェルウィッチア。
とても寿命が長い(1,000年以上?)のと、独特の姿に驚かされます。
このような奇妙な植物だけでなく、美しい花々もあります。
特に「ラン・アナナス(パイナップルの仲間)室」には、
美しい花がいっぱい!(上は紫の洋ラン・バンダ)。
温室出口辺りには胡蝶蘭もあって、
とても華やかでした。
ちなみにこの温室は夜間に開放され、「LIGHT CYCLES KYOTO(ライトサイクルキョウト)」という、光と音が織り成す新たな植物の魅力を五感で感じる没入型体験イベントが開催されています(チケット必要)。昼間とはまた違う、新たな美しさや植物の魅力を発見できそうですね。





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