大河ドラマで学び直せる日本史 城山の戦いと西郷隆盛の最後(『西郷どん』第47話)
とうとう『西郷どん』も最終回になりました。 薩摩軍の敗走 西南戦争中、資金難に苦しんだ薩摩軍は、資金調達のため大量の軍票=西郷札(さつ)という疑似紙幣を発行。 各地の士族たちを強制動員するなどして、兵員の補充も行いますが…
とうとう『西郷どん』も最終回になりました。 薩摩軍の敗走 西南戦争中、資金難に苦しんだ薩摩軍は、資金調達のため大量の軍票=西郷札(さつ)という疑似紙幣を発行。 各地の士族たちを強制動員するなどして、兵員の補充も行いますが…
熊本城は簡単に攻略できる? 1877(明治10)年2月15日、「政府に尋問の筋これあり」として、薩摩軍一番大隊が、鹿児島から東京を目指し出発します。 17日には、西郷も鹿児島を出発。 一方東京では、19日に鹿児島逆徒征討…
つかの間の平和 菊草(菊子)も鹿児島へ 1876(明治9)年、廃刀令と金禄公債証書条例(士族への秩禄=政府からの給与打ち切り)により、各地で士族が反乱を起こしました。 政府にすれば、人件費高騰(お雇い外国人への給与もある…
大河ドラマもまもなく最終回。あと4回で最終回です。 ドラマでは「さらば東京」と「西郷立つ」の間に、この回「士族たちの反乱」がありますが、1873(明治6)年から1877(明治10)年まで、かなり長い時期がありました。 西…
今回も前回の続きで、東京で活躍していた西郷隆盛の実態について、紹介していきます。 ドラマでは描かれないところや、真実と違っているのでは?と感じるところもあり、特に明治になってからは、政治が複雑に絡んでいるから、ドラマにす…
気の重い留守番 1871(明治4)年7月の廃藩置県断行後、新政府の人事も改まり、西郷は木戸孝允(長州)・板垣退助(土佐)・大隈重信(肥前)と共に参議に就任。 薩長土肥から1人ずつ、参議が出ています(ちなみに大久保さんは、…
最初から菊次郎と一緒に上京 『西郷どん』第40話で描かれた廃藩置県ですが、実際はもっと緊迫感があったし、戦争も辞さなかった決意が新政府のメンバーにはあったようでした。 1870(明治3)年12月、勅使の岩倉具視や副使の大…
島津久光も病気がち いつのまにかお亡くなりになった薩摩藩の家老・小松帯刀(享年34歳)とまではいかなくとも、薩摩藩の国父・島津久光にも、大事な時に病がちだった時期がありました。 将軍徳川慶喜と雄藩連合との「オールジャパン…
大河ドラマ『西郷どん』も、いよいよ大詰めです。 残りの回数を考えると、征韓論と遣韓論の違い、征韓論争と大久保さんとの対立、川路大警視と警官たち、田原坂の激闘や熊本城焼失など、どこまで丁寧に描いてくれるか、とても心配です。…
『西郷どん』第38話「傷だらけの維新」は、弟の吉二郎の戦死が大きなテーマでした。 しかし前回同様???という場面が続出。 歴史にはいろいろな解釈がありますが、多分事実はこんな感じだったのでは? 上野の彰義隊と西郷隆盛 江…