上田市内から真田町へ
大河ドラマ『真田丸』が放映される前年の2015年5月に、上田市を訪ねる機会がありましたが、真田氏発祥の地も訪ねてみたいと思いました。
その発祥の地こそ、真田町。
以前は長野県小県(ちいさがた)郡真田町でしたが、2006(平成18)年、「平成の大合併」の時期に上田市と合併しています。
上田市中心部からは鉄道がなく、バスもちょっと時間のやりくりがつななくて、往復タクシーで真田町を訪れました。
真田氏館跡
真田昌幸が上田城を築くまでの居館跡で、地元では「お屋敷」と呼ばれています。
真田氏は普段は平地にあるこの場所で生活し、戦争になると山城に移って立て籠もったようです。
館跡の全体図は、このようになっています。
中世豪族(武士)の館にふさわしく、方形の敷地を堀や土塁で囲まれていました。
このような典型的な中世豪族の館の土塁が残っているのは、珍しいのだとか。
東側は一段高くなっており、本館があったとされる場所。
現在は、真田昌幸が上田城に移る際に寄進したと伝わる皇太神社が建っていました。
現在では「御屋敷公園」として整備され、つつじの名所となっています。
訪れた時はちょうどつつじの季節でした。
5月中旬になると、御屋敷つつじ祭りも開かれるようでした。
真田氏歴史館
この館跡に隣接しているのが、真田氏歴史館です。
展示室(撮影禁止)には、復元された真田昌幸、信之、幸村(信繁)の甲冑があり、とても存在感がありました。
他にも古文書や武田家の家臣だった時代からの武具、そして忍者の道具なども展示されていて、とても面白かったです。
撮影可能な場所にも、興味深いものがいっぱい。
真田幸村の像は、当然のようにありました。
尼子騒兵衛先生も、3年前にここを訪問されていました(忍者道具の取材かな?)。
この方はどなただろう?
そして、大感激したのが懐かしいNHK時代劇『真田太平記』のポスター。
出演者の皆さんは、ちゃんと関係者(誰だろう)のお墓詣りもしておられます。
草刈正雄さんは『真田丸』で真田昌幸を演じられるにあたり、いろいろご苦労はあったと思いますが(丹波哲郎さんの演技もすごくて、イメージにぴったりでした)、丹波さんとは一味違う、イケイケおやじの真田パパもとても魅力的でした。
名セリフも色々あって、『真田丸』は大好きな大河ドラマの1つです。
お土産に、くるみ柚餅子(ゆべし)を買って帰りました。
コメントを残す