キャンディから丘陵地帯へ
仏歯寺見学を終えた私達が次に目指すのは、丘陵地帯にある町ヌワラ・エリヤ。
レイク・ビュー・ポイントから、キャンディの街並みと、キャンディ湖に別れを告げます。
丘陵地帯には、緑あふれる棚田や茶畑、滝などがあって、とても目を楽しませてくれました。
これは、パセラワという場所からの眺めです。
こちらは、スリランカで第3位の水量を誇るランボル滝(最初の写真で小さく見えていた滝)。
落差は109mで、今日は(これでも)水が少ないそうです。
ランジェナさんが、カメレオンがいると教えてくれました。
野生のカメレオンがいるなんて、スリランカは本当に自然が豊かだなと思いました。
ブルーフィールド・ティー・ガーデンズ
ヌワラ・エリヤを中心とする丘陵地帯は、セイロンティーの産地としても知られています。
やはりここに来たからには、紅茶工場の見学をしたいということで、連れてきてもらったのが、ブルーフィールド・ティー・ガーデンズでした。
日本茶も紅茶も、製造工程を見学するのは初めてです。
女性ガイドさんが、英語で説明してくださいました。
まず第1段階は、茶葉の乾燥。
大量の温風を送って、茶葉の水分を取り除きます。
その後は、圧力をかけて茶葉を揉み、ふるいにかけ、酸化発酵の後、乾燥させます。
工場の中はお茶のいい香りがするのですが、やはり暑くて、楽な仕事ではないようです。
茶畑も案内してもらいました。
初めて見たお茶の花と実。
ランジェナさんに伺ったところ、スリランカの平均月収は6~7万ルピーで、茶摘みの場合は月収は4万ルピーくらいとのこと。
やはり最高級のお茶は、手で積まないとだめなのかな。
大変な仕事だと思いました。
ここでは無料の紅茶をいただくこともできました。
お茶請けのケーキなどは有料ですが、レストランが併設されているので、ランチビュッフェを食べることもできるそうです。
ホテルでのハイ・ティー
今日は昼食と夕食兼用で、ホテルでハイ・ティーをいただくことになりました。
アフタヌーンティーとハイ・ティーは、厳密には意味が違うようで、詳しくは「アフタヌーンティーとハイティーの違いは?」(トラベラーズカフェ・ワールド・ギャラリーのサイト)をご覧ください。
どうせなら、英国時代の雰囲気を味わいながら飲もうということで、ジェットウィング・セント・アンドリュースという高級ホテルに乗り込みました。
庭園がとても美しいです。
100年以上前のチューダー洋式の館を改造したホテルでした。
ここでいただくハイ・ティーは、とても贅沢なひと時でした。
ハイ・ティーの後の庭園散策。
「不思議の国のアリス」や「美女と野獣」の世界も思い出させる、ティーポットのトピアリー(庭園造形物)。
紅茶工場の紅茶もいいですが、やはり時間とお財布に余裕があれば、英国時代の雰囲気を体験できるホテルでのハイ・ティーはいかがでしょうか。
ちなみに気になるハイ・ティーの料金ですが、2人分(3人でも1人分の量が多いから大丈夫との、娘の提案)で2,200ルピーでした。
日本円で1,600円くらいでしょうか。
日本なら、1人分がこの3倍近くする(大阪・梅田の一流ホテルの場合)と、帰国後に知りました。
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