スリランカ紀行 ムトゥラジャウェラ・ビジター・センターのラグーンツアー

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コロンボとニゴンボの中間にあるラグーン

私達の日本語ガイド兼ドライバーのランジェナさんは、「コロンボはビジネスの街だから、あまり(無料で)観光する場所がない」と心配されていて、コロンボ国際空港への途中にあるラグーン(干潟)をボートに乗って見学するツアーがあるけれど、行きますか?」と、コロンボ観光前日に話がありました。

スリランカ紀行 多い?少ない?スリランカ最大の都市コロンボの見どころ

2017年8月31日

スリランカのラグーンって、全然イメージがなかったのですが、これが意外に面白かったので紹介します。

料金は、1人2,000ルピー、それにガイドさんへのチップ500ルピーが必要でした。

ガイド付きのボートで見学するため、前日までに要予約です。

運河にも思わぬ動物が

まずはビジター・センターで、ラグーンの自然について掲示物(英語で書かれています)で理解を深め、ボートの支度ができるのを待ちます。

ここには渡り鳥も含め、126種もの野鳥が確認されているようで、豊かな自然が残されています。

ボートを操縦するセンターのガイドさん、ランジェナさん、そして私達がボートに乗り込んで、いざ出発!

直射日光が当たっている場所に座ると、おしりがとても熱いのですが、がまんがまん。

まず教えてもらったのが、カシューナッツの花と実。

カシューナッツはスリランカの名産品で、道端で売っていたのをうっかり買いそびれたのですが、こんな運河沿いに、普通に(畑でもなさそうな場所に)生えていたので驚きました。

ボートは運河を下ります。

さらに進むと、鵜が泳いでいて、魚を取る光景を見ることができました。

宇治川の鵜飼は昨年の夏に見たけれど、野生の鵜が、魚を取るのは初めて見ました。

かなり上手に取るのですが、飲み込むときに魚をくわえなおす(横向きなのを、飲み込めるように縦向きに魚を方向転換させる)必要があり、少々苦労しているのかな?と思う時もありました。

鵜は日本でも見られますが、珍しかったのが、ミズオオトカゲ。

写真の左側の、水面に浮かんでいる灰色の物体です。

写真は1枚だけですが、このツアーでは何回か目にしました(人家の近くに、普通にいる)。

美しいカワセミも、野生の鳥は初めて見たかもしれません。

センターのツアーガイドさんが、目ざとく動物を見つけて教えてくれます。

私達は、全然さっぱりわかりませんでした(上の写真中央の、水面すれすれを飛んでいるのが、カワセミです)。

釣りをしている人たちに遭遇。釣れているのかな?

ラグーンの島々とマングローブ林

いよいよラグーンにやって来ました。

ラグーンとは、外海から砂州によって隔てられた塩の湖(潟)で、ボートに乗っているときは実感しなかったけれど、後でこの辺りの地図をグーグルマップで調べてみて、実感できました。

小さな島がたくさんあって、ふと、昔のヴェネツィアもこんな地形だったのを、杭を打って建物を建てるために補強したんだなと思いました。

鵜が我が物顔に占領している島です。

鵜が同じ方向に並んでとまっています。

淡水と海水のまじりあう汽水域には、マングローブの林がうっそうと茂っていました。

西表島のジャングルクルーズを思い出しましたが、このボートツアーも、冒険ムード満載です。

大きな水鳥が羽ばたいていましたが、鷺の仲間かもしれません。

再び運河へ

マングローブ林の中で、ガイドさんが少し休憩した後、元の運河へ戻ります。

これは鶏かな?水を飲みに来たのかな?(茂みの中の黒っぽい鳥)

これは鷺(アオサギ)でしょうか。とても大きな鳥でした。

鷺も日本で見るけれど、この種類は初めて見るかも。

鈴なりのマンゴーの木もありました(まだ食べられない)。

とにかく予想以上に充実のボートツアーで(1時間半くらい?)、「ラグーン」がどういうものかよくわかったし、水上から動物を見るという経験をあまりしたことがなかったので、とても楽しかったです。

サファリツアーには行けなかったけれど、このラグーンツアーもなかなかいいものだなと思いました。

いっぱい動物を見つけてくれたビジターセンターのガイドさん、どうもありがとうございました。

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