7月16日(月)、クラブツーリズムで行った大阪梅田発の日帰りツアー
明延から神子畑を繋いだ「一円電車」に乗車 往時の姿で歴史を伝える・・・「明延鉱山」「神子畑選鉱場跡」と名滝「天滝」
の体験記4回目です。
一円電車とは
兵庫県養父(やぶ)市の明延(あけのべ)鉱山見学を終えた私たちは、一円電車の体験乗車会場へバスで向かいます。
ところで「一円電車」とは何でしょう?
私は全然知りませんでした。
明延鉱山と、次に訪れる神子畑(みこばた)選鉱場跡を結んだ明神(めいしん)電車のことです。
グーグルマップで見てみると、車で行くと迂回が必要ですが、トンネルを掘ったりして一直線に結ぶと、案外近そうですね。
元々は鉱石の運搬を目的に敷設されましたが、鉱山労働者の便宜を図るため、1945(昭和20)年から、客車も運行されました。
当初は無料だったけれど、4年後は50銭、7年後から1985(昭和60)年の乗客輸送廃止まで、1円を徴収するようになりました。
1円にしたのは、乗客数を把握するためだったそうです。
明延鉱山や、次に訪れる神子畑選鉱場跡と並んで、近代化産業遺産に登録されています。
一円電車に乗ってみよう!
この一円電車に乗ることができました。
実は個人で訪れても、「一円電車定期運航」の日に行けば、一円電車に乗ることができるのです。
鉱山社宅跡に施設された70mの軌道が敷設され、「一円電車明延線」として走っています。

とにかくかわいい電車でした。早速乗ってみましょう。


これが停留所です。養父市って鉱山が多いですね。中瀬鉱山というのは、金やアンチモンを産出していた鉱山だったようです(現在は閉山)。
ちなみに養父市は、中山間地域農業における改革拠点として、国家戦略特区に指定されたそうです。
詳しくはこちらをご覧ください。
これに乗るのかな? くろがね号という名前らしいですね。


おもちゃみたいな客車です。全長のほとんどが、トンネル区間だそうです。窓から転落したら、とても危険ですね。

切符は記念にもらえました。
小さな客車なので、座ると向かいの乗客と膝がぶつかりそうです。


女性専用車両がこの時代からあったのだとか。小さい客車に密着状態だと、やっぱり作ったほうが絶対いいですね。
70mはあっという間。遊園地の汽車より短いかもしれません。70m走って、今度はバックして元の場所に戻りました。
一円電車についてお勉強&記念グッズ
停留所横には、一円電車についての解説や、兵庫県立大学の生徒たちが記録した、一円電車復活までの記録があります。

募金で枕木を新しくしたりなど、再建は大変だったようです。

サザエさんのオープニングを飾っていた時もあったとは!

お土産として、おせんべいやクリアファイルなども売られていました。鉄っちゃんなら見逃せない?!

展示されている一円電車
動態保存されていない車両もありました。


黄色と白の車体は、白金(しろがね)号です。鉱山列車らしい名前ですね。

三菱系の鉱山で働く電車は、やっぱり三菱電機製でした。
こちらは、明延鉱山から40分バスで移動した場所にある、神子畑選鉱場跡に展示されている一円電車。


神子畑の機械工場で、車体は製造されたそうです。
今日の気づき
鉱山って、機械も、運搬方法も、より効率的に安全なものを生み出してきたのだなと思います。
鉱石を、坑道から直接電車に乗せて選鉱場に運べば手間いらずで、とても楽ですよね。
暗いトンネルをどんどん走る一円電車に、たくさんの鉱夫や女性従業員が乗っているのは、どんな感じだったのかな?
活気あふれる明延・神子畑の町や山を、見てみたいです。
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