クラブツーリズムで行く谷瀬の吊橋と熊野三山詣(日帰り)その1五條市編

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昨日、クラブツーリズムの日帰りバスツアーに行ってきました。

『トイレ付きバス利用 御創建二千五十年奉祝式年 熊野本宮大社 世界遺産「熊野三山詣」めぐり』

というツアーです。

旅行代金は、月曜日(8月6日)出発のためか1人9,990円。今回もバス席前プラン1人500円を追加しました。

この値段で、公共交通機関利用なら(我が家は車を持っていません)1泊2日かかりそうな熊野三山を、1日で行けるなんてとてもお得なコースなのです。

強力なスタッフ

さて、今日のツアーはJR大阪発7:00、帰着予定22:30と、とても長丁場のツアーです。

そのため、バスもトイレ&携帯充電可能なコンセント付き。

おまけにアクロス大阪バスから、運転手2名(朝田さん、津野さん)、そしてバスガイドの斎藤さん、そしてクラブツーリズムの奥野なつこさんという4人のスタッフが同行するツアーだったのです。

走行時間が長いから運転手さん2人というのはわかるけれど、バスガイドさんがバスツアーに来たのは、私の経験では初めてでした。

予定通り7:00にJR大阪・西梅田バス暫定駐車場、7:30難波OCAT出発。

乗客35名、スタッフ4名で行く、長い長い日帰りツアーの始まりです。

柿と天誅組の里 五條市へ

私たちのツアーの最初の目的地は、奈良県吉野郡十津川村にある谷瀬(たにぜ)の吊橋。

バスは南阪奈道路から橿原に向かい、そこから五條市を目指します。

この道は、2年前の2月に十津川温泉に行くときに乗った、「日本一長い路線バス」奈良交通の「八木新宮バス(大和八木~新宮)」のルートでした。懐かしい!

違っているのは、バスガイドさんの説明があること。

幻の鉄道「五新線」と呼ばれる未成線の高架橋があり、立派な橋なのに、使われずに廃墟となってしまう施設がとてももったいなく思えました。

またこの辺りは柿の名所で、あちこちに柿畑がありました。

柿が大好きな私としては、柿の話ばかり聞いていると、シーズンオフなのに無性に食べたくなってしまいます。

柿と同じくらい何度も紹介されていたのが、幕末に蜂起した尊王攘夷浪士たちの「天誅組」。

当初は過激な尊王攘夷論が京都で主流でしたが、五条の代官所を彼らが襲撃したのち、八月十八日の政変で過激派が失脚したため、天誅組は大義名分を失って「暴徒」となり、幕府と戦い壊滅しました。

この天誅組には、自分から積極的に加入した人々のほか、半分強制的に十津川村の人々も参加させられ、犠牲となったのです。

ちなみに五條市では、「天誅音頭」「天誅踊り」で天誅組を偲んでいるそうです(ちょっとタイトルが怖い)。

オプション代金あり 夜のお弁当と御朱印は別途支払い

さて、このツアーは参加代金は安いのですが、オプション料金が発生します。

1つは、帰着時間が遅くなるので夜のお弁当を買いませんか?というもの。

もちろん帰りもSAでトイレ休憩をしますが、お弁当類があるかどうかわかりませんとのことでした。

確かに帰りに立ち寄った道の駅くちくまのには夕食っぽいものは売ってなかったし、岸和田SA(上り線)では、柿の葉寿司くらいしか残っていませんでした。

お弁当は1,100円の「瀞八丁弁当(お茶付き)」と1,300円の「熊野川弁当(お茶付き)」の2種類。

サンマ寿司やめはり寿司、梅そうめんが苦手な方は、「瀞八丁弁当」、どうせなら産地の特産品を食べたいという方は「熊野川弁当」がいいでしょう。

オプション2つ目は、熊野三山の御朱印。

参拝時間が決まっているため、あらかじめ神社に希望人数を連絡し、早めに書いて乾かしてもらわないと、時間内に間に合わないらしいのです。

原則的に、御朱印帳には書いてもらえず、紙に書いてもらった御朱印を、あとで御朱印帳に各自貼っておくというスタイルになります。

御朱印は大体300円ですが、熊野本宮だけ、いつもは300円ですが今年は「御創建二千五十年奉祝式年」という記念の年なので、用紙も墨も豪華特別な500円の御朱印。

また、「熊野三山」だから御朱印も3枚いただけると考えるのが普通ですが、そこは至れり尽くせりで、今回は訪れる時間がないけれどパワースポットで有名な近隣の神社など、いろいろ添乗員の奥野さんが案内してくれるので、全部購入すると相当な金額に!

とりあえず夕食のお弁当と、本宮の御朱印をどうするかを、休憩までに決めないといけないのでご注意ください。

近未来の建物 道の駅吉野路大塔

五條市大塔(おおとう)町にある道の駅吉野路大塔で、最初のトイレ休憩(9:15~9:35)。

隣にプラネタリウムがあるせいか、まるでUFOのような、不思議な建物でした。

店内には「柿バター」やジビエ(フランス語で、野生鳥獣肉)など、山の里らしい特産物が並んでいます。

ジビエを宣伝しているのぼりをよく見ると「大切にしたい自然のバランス」と書かれています。どうやらシカやイノシシが増えて、自然のバランスが悪くなっているようです。

日本は猟師さんも少なそうだし、第一、ジビエを食べる文化がまだ根付いていないですね。どうやって食べたらおいしいのかな? 悪いけれど今回はパス。

帝塚山大学食物栄養学科河合研究室が、学生レストランを運営されているようです。

五條市の観光大使も務める河合教授は、帝塚山大学とと五條市の包括連携協定の下、平成23 年の台風による土砂災害で再開の目処が立っていなかった道の駅「吉野路大塔」を学生レストラン「TEZUcafe( テヅカフェ)」として復活させ、「TEZUcafe」名物メニューのジビエカレー「大塔カレー」を全国道-1グランプリに出店し入賞を果たしたそうです。

詳しくはこちら(帝塚山大学公式HP)をご覧ください。

訪れた日はレストランでなく、無料休憩所になっていました。

こんなところに天誅組が

道の駅の近くには、旧大塔村の歴史と伝統を伝える大塔資料館もありましたが、これには気づかなかったです。

気になったのが、道の駅の近くにあった「天誅組本陣遺跡」という看板。

途中まで坂を上ってみましたが、短いトイレ休憩の間に訪れるのは無理かもしれないと断念。歩くと片道17分かかるようでした。

それにしても、天誅組にはご縁がありました。

天誅組ゆかりの地・高取城(奈良県高市郡高取町)にもまた訪れてみたいですね。

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