2018年8月13日(月)、シベリア鉄道オケアン号で、ハバロフスクからウラジオストックへ到着しました。
ウラジオストック駅を見学した後は、「東方を征服せよ」というロシア語に由来する軍港の町らしい観光地、潜水艦C-56博物館に行きました。
久々に乗った潜水艦
2011年に、広島県の呉市を訪れた時、「てつのくじら館」(海上自衛隊呉史料館)で、潜水艦の内部を見学したことがありました。
だから潜水艦の独特の形や、内部の狭苦しさには、ある程度予想がついていたのですが、実際に見てみると、やっぱり感動!
これが入り口です。ちなみに「シー56」ではなく、ロシア語のキリル文字ではCはエスと発音します。
入り口は、潜水艦の後部にありました。
ロシアにおける潜水艦の歴史が展示されているコーナー。
この潜水艦は、主に第二次世界大戦の時期に使用されていたようです。
潜水服がちょっと怖い。でも着用している兵士たちは、きっと命がけだったんだろうなと思いながら見学しました。
潜水艦の模型もありました。
潜水艦での生活を垣間見る
さらに進むと、潜水艦らしい光景を見ることができました。
「これぞ潜水艦!」という狭いハッチをくぐります。
くぐるのに四苦八苦!
ハッチをくぐると、機械がむき出しの潜水艦のリアルな内部。さっきまでの展示室とは大違いです。
スターリン発見! ここが食事をとれる唯一のスペースなのだとか。スターリンを拝みながらの食事です。
「てつのくじら館」で見たのと同様、乗組員のベッドはとても狭いものでした。魚雷の隣に寝るんですね(私は嫌)。
ちなみにベッドで寝てみることはできないそうです。三段ベッドでなく、二段ベッドだから、まだましかな。
これは魚雷の発射台! こんな風に、間近で潜水艦のメカニズムを見ることができるのは、貴重な体験でした。
潜水艦の周囲
潜水艦の船首部分から外に出ました。
外に出るとホッとしますが、潜水艦を出たところにロシアの民族服を着た女性がいました(中央の、やや左)。
ついうっかり誘いに乗って、一緒に写真を撮ってしまうと、高額な?モデル料を請求されそうです。
潜水艦の周囲には、メモリアル公園のようなものがありました。
呉市に展示されている潜水艦・あきしお(てつのくじら)とは異なり、このC-56潜水艦は実際に戦争に使用され、魚雷も何発も発射しているはず。内部は興味深くて面白いのだけれど、ただの娯楽・観光施設ではありません。
こういう船が実弾を発射して戦うような事態にしてはいけないと、つくづく思いました。
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